本格焼酎Q&A

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本格焼酎に関する素朴な疑問にお答えします!

Q、焼酎と日本酒はどう違うの?
A、
焼酎と日本酒、「日本の酒」としてよく比較されるものですね。この二つは、製法が異なり酒税法でも明確に区分されています。

焼酎は、一言で言うと蒸留酒。連続式蒸留焼酎(甲類)・単式蒸留焼酎(乙類)に分けられます。(詳しくは「本格焼酎の定義」へ)アルコール含有物を連続式蒸留器で蒸留したもので、36度未満のものを甲類、単式蒸留器で蒸留したもので45度以下のものは乙類に分類されます。原料が豊富で、本格焼酎と呼ばれているものの多くは焼酎乙類です。
一方、日本酒は、醸造酒に当たります。使用する原料が決められており、その中に必ず米を使う事、そして「こす」(「搾る」)という工程が必ず入ってくるのが特徴です。

Q、焼酎の生産量を表す単位、「石」って何?
A、
蔵元の商品生産量をあらわす時に、「年間○○石を生産」という表現を目にしますね。「石」という単位は、1.8L瓶換算で100本のこと。焼酎業界では、この単位で生産量を明記します。

Q、20度の焼酎と25度の焼酎の違いは何?
A、
20度の焼酎のラベルを見てみましょう!宮崎県が生産地である事に気付きます。焼酎は、普通25度が一般的ですが、宮崎で飲まれる焼酎は20度が一般的です。宮崎の焼酎メーカーの中には、県外用には25度、県内用には20度と造り分けている所もあります。
20度の焼酎が宮崎で飲まれるのには、昔の事情があります。戦後、宮崎では安い密造酒が横行しました。この密造酒を一掃する為に国税庁が特例として20度の焼酎を認め、税制を優遇したいきさつがあります。
現在では、このような特例措置はなくなりましたが、20度の焼酎は宮崎に根付いています。

Q、開栓した焼酎はどのくらい持つの?
A、
焼酎はウイスキー等と同じ蒸留酒。蒸留酒は、たとえ開栓しても基本的に何年でも持つ酒です。口に含んでみて、味や香りなどに問題がなければ大丈夫です。大切なのは、保存状況。冷暗所にて保存しましょう。ただし、焼酎の中には無ろ過を謳う商品もあります。無ろ過製品は、焼酎に含まれるフーゼル油が多く、変質しやすい場合があります。

Q、焼酎消費量日本一はどこ?
A、
成人一人当たりの消費量1位は鹿児島県です。2位に宮崎県、次いで熊本県、大分県、福岡県と九州各県が上位を占めています。(2005年度、日刊経済通信社調べ)