お酒を凍らせてみよう!? 暑い夏の夜は冷凍庫で冷やしたトロ~リ焼酎はいかが?

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パーシャルショットという飲み方をご存知ですか?

度数の高い焼酎を瓶ごと冷凍庫に入れて、キンキンに冷やして飲む飲み方のことを言います。


通常の冷凍庫の温度では焼酎は凍らないので、凍る前のトロトロとした状態の焼酎をショットグラスでいただきます。
トロリと濃厚な味わいが楽しめます♪

パーシャルショットにおすすめなのは、アルコール度数40度以上のお酒。原酒やハナタレ、初留取りなどが適しています。
20度、25度の焼酎だと、少しシャリシャリした状態(シャーベット状)になるかもしれませんので。ソレはそれで美味しそうですが♪

注意することは、冷凍庫に入れる前に少しでけ、封を空けて減らして置きましょう!万が一凍ってしまったら、爆発しますので。

ところで、なぜ凍らないのでしょう。

それは、純アルコール(100%のエチルアルコール)が凍る温度(凝固点)は-114.5度だからです。
お酒は、このエチルアルコールと水の混合物になります。
なので、水が多いほど(アルコール度数が低いほど)凍りやすく、混合物が少ないほど(アルコール度数が高いほど)凍りにくくなるのです。

一概ではありませんが、一般的にアルコール度数にマイナスをつけた温度で凍るとも言われています。
たとえば、、5度のビールは-5度、25度の焼酎は-25度で凍る、というワケです。

ですので、家庭用の冷凍庫で凍るのは、だいたい日本酒くらいまで。
日本酒は、アルコール度数が12~18度なので完全に氷の状態にはなりませんが、シャーベット状態になり、「みぞれ酒」として楽しめます。

また、ロシアのお酒と言えばウォッカですが、アルコール度数が40度以上もありますよね。
これは飲むことで体を温める効果もありますが、非常に厳しいロシアの冬は冷凍庫よりも寒くなるので、度数が低いお酒だと凍ってしまうからなんです。

ちょっとした豆知識になりましたが、今年の夏は色々なお酒を凍らしてみて、その味わいや舌触りを楽しんでみられてはいかがですか??
みぞれ酒