大吟醸

【お蔵レポート】三和酒類 虚空乃蔵に行ってきました。その5 酒造り体験を終えて編

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では、待ちに待った搾りたて大吟醸を試飲させていただきました!
虚空乃蔵では、大吟醸を搾る際、醪を入れた布袋を吊るして、自然と落ちてくる雫を集める昔ながらの吊るし搾り(なんと昔は首吊りと呼ばれていたそう!)を行っています。

ちなみに、こちらは澱引きという作業。
澱引き
氷に埋まった一斗瓶の中には搾られたばかりの大吟醸が。
成分変化しないように、またお酒を冷やすことで、不純物となる澱を沈殿させる、こちらも大吟醸ならではの製法。

さてさて、タンクから汲みたてのお酒のお味は・・・

試飲しました

とっても香りが高く、すっきりしつつもお米の旨味を感じます。搾りたてなのでアルコール度数は19度ということですが、アルコールの高さを全く感じない旨味。

その場にいた蔵人さん、取材スタッフ満場一致で「うまい」の一言。
蔵人さん達の丁寧な作業を目の当たりにし、その味わいの繊細さ、特別感は一入です。

そんな蔵の中で、ちょっと面白い物を発見しました。
「清酒のアイテムごとに飲む人のイメージを想像しよう!」というボード。

清酒のアイテムごとにターゲットをイメージしよう
蔵の中のいろんな所で発見しました。
純米酒のターゲットイメージ「酒販店で買って帰って楽しんだり、居酒屋で。休日は旅先で。」まさに私ではないかと納得しつつ、目を引いたのは

「どんな人に飲んでもらいたい」をより具体的に。という言葉。
常に、造りの先にある私たち消費者を考えいるからこそ、丁寧なお酒が生まれるのだと実感しました。

「お米と水と対話する」という言葉がピッタリの、一つ一つ丁寧に手造りにこだわった虚空乃蔵の酒造り。

「なかなか量が作れないんですよ」と仰るのも納得のこだわりの酒造りです。

今回の体験では、そんな蔵人さんたちの想いが十分に伝わってきました。

最後に、お世話になった虚空乃蔵の皆様。貴重な体験をありがとうございました。
これからも美味しいお酒を造り続けてくださいね。

虚空乃蔵のこんなお酒もいただきました!

まずは大分限定の「わかぼたん純米発泡清酒」
わかぼたんスパークリング
とってもお米の甘みがあるのに、後口さっぱり。食前酒はもちろん食中でもおすすめです。

お次は数量限定の「和香牡丹 純米酒」
和香牡丹純米酒
旨味のある味わいに、ほんのり感じる酸味。ぬる燗で美味しくいただきました。

そして「福喜野」と「和香牡丹 純米秋あがり」
福貴野、和香牡丹秋あがり
福喜野はとっても吟醸香があって、すっきり。どんな料理とも楽しめるお酒です。
秋あがりは、そのなの通り秋限定のお酒。ほどよく熟成していて、辛口でしっかりとした味わいでした。

虚空乃蔵では特定名称酒を中心に、季節限定のお酒を造っています。
皆さんも、どこかで見かけたら、ぜひ飲んでみてくださいね。

三和酒類虚空乃蔵 酒造りレポート