1 本格焼酎人気、さらに加熱 |
芋焼酎が牽引する本格焼酎人気であるが、他の原料の需要も右肩上がりを続けている。 |
2 芋不足、メーカーの出荷規制相次ぐ |
芋焼酎の需要の高まりに原料の芋の供給が追いつかない。代替として中国産の冷凍芋を使う動きもあった。 |
3 メーカーの工場の増設、新設相次ぐ |
宮崎、鹿児島のメーカーを中心に増産体制を取る動き活発となる。地元経済への波及効果も大きい。 |
4 ニセ森伊蔵販売、詐欺容疑で逮捕者出る |
「幻の焼酎」と呼ばれ、過熱する焼酎ブームが背景にある。通常価格の十数倍で取引されていた。 |
5 泡盛メーカー、「古酒」の表示の基準を厳格化 |
3年以上貯蔵した泡盛が50%を越えたもののみ「古酒」と表示できるようになった。2003年度は沖縄県外での需要が前年比52.2%と驚異的な伸びを見せるなど勢いづいている。 |
6 2004年本格焼酎出荷量、清酒を初めて抜く |
2004年7月に本格焼酎の出荷量が清酒を抜き、それ以降本格焼酎の出荷量が清酒を上回る。「大衆の酒」として認知されたことが伸びにつながる。 |
7 焼酎メーカーも環境問題を考える時代に |
焼酎粕の処理など、環境問題もクローズアップされ関心高まる。粕を飼料として再生するメーカーの取組みもある。 |
8 宮崎県、一人当たりの焼酎消費量日本一に |
宮崎県で一番人気の銘柄は「霧島」。製造元の霧島酒造は、全国において芋焼酎トップメーカーとなる。 |
9 焼酎メーカー、海外進出相次ぐ |
手始めとして中国市場に進出する傾向。商社と手を組んだ売り込みなど、海外も視野に入れた製造・販売。 |
10 酒(アルコール飲料)離れの傾向、若者世代で顕著に |
長引く不景気が一つの要因だが、娯楽の多様化、人間関係の希薄化など行動様式や価値観の変化が見え隠れする。 |