自主基準導入以前の古酒銘柄のうち、半数以上が姿を消すなど全体的に品薄感があります。県酒造組合中央会によると、古酒の品薄状態は基準導入や戦略的な出荷調整の他、焼酎や泡盛ブームを背景に5、6年来続いている県外出荷の急増に生産が追いつかない「原酒不足」も要因です。
蔵元の中には、「泡盛の魅力の一つとして古酒がある。古酒は寝かせるほどまろやかになり、おいしくなる。」という声も聞かれます。業界としてもむやみに増産するのではなく、この基準を守り通し、古酒の商品価値を高めようとしています。
2005年7月には香港にて沖縄泡盛試飲商談会を開催。泡盛単独では初の海外商談会となりました。
2007年には、沖縄特別措置法のよる35%の酒税軽減措置が終わりとなります。泡盛業界は、この措置によって優遇されている側面もあります。この特例措置がなくなっても、他のお酒と競争していけるだけの力を業界全体で蓄えておく必要があります。
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