サッポロビール株式会社は、2006年4月より焼酎事業に参入することになりました。
サッポロビール株式会社は、キッコーマン株式会社より焼酎事業を譲渡されることで焼酎事業に参入。群馬県太田市のキッコーマンの工場を譲渡、焼酎甲類・乙類、合成清酒、スピリッツ類原料用アルコール、リキュール類の事業(マンジョウブランド除く)を引継ぎ、展開します。
ビールメーカー大手4社(※)の中で、唯一焼酎事業を行っていなかったサッポロビールが参入することで、ビールメーカーの多角的な事業展開に拍車がかかりそうです。ビール系飲料の消費低迷が続く中、ビールメーカー大手各社は焼酎事業を強化しています。
サッポロビールは「ビールとワインに次ぐ事業の柱になる」(同社、福永社長)として参入の機会を探っていました。一方、キッコーマンは、しょうゆ関連調味料の育成に注力することや、新規事業領域として紀文グループとの業務・資本提携を進めるなど、事業の選択と集中を進めています。
サッポロビールは、新たな事業に参入することによる営業体制や販売活動をどう進めていくかについてはこれから検討に入るとのことです。
※大手4社・・キリンビール、アサヒビール、サッポロビール、サントリー社のこと。
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