焼酎ニュース
「奄美黒糖焼酎」が地域ブランドに登録されました!:(2009/4/7)

鹿児島県、奄美群島で製造される黒糖焼酎が「奄美黒糖焼酎」として、特許庁の「地域ブランド」(地域団体商標)に登録されました。

これは黒糖酒などの類似品が出回る中、奄美大島酒造協同組合が黒糖焼酎のブランドの保護を目的に登録出願し、2009年2月6日付けで確定されたものです。

同組合は現在、奄美群島内の黒糖焼酎メーカーなど28社で組織。メインブランドとしては18銘柄が出荷されています。


黒糖焼酎は1953年の奄美群島日本復帰直後に酒税法で製造が認められ、奄美群島だけでの製造が認められました。2003年前後の焼酎ブームで島外への出荷が伸び、売上は2005年のピーク時に約110億円まで上りました。

奄美大島酒造協同組合は、今後産地を証明する「奄美黒糖焼酎」ロゴマークを公募し、商品のPR活動に役立てられます。

○地域ブランド(地域団体商標)とは?
特許庁が地域ブランドの保護や地域産業の振興のために2006年4月より導入したもの。登録には地名と商品の密接な関連性や一定の知名度などが条件となります。
酒類関係では既に10件が登録されており、大分麦焼酎や球磨焼酎、琉球泡盛などがあります。今回の「奄美黒糖焼酎」は11件目となりました。

 


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