■焼酎乙類市場規模推移(販売数量、販売金額)
年次 |
販売数量
(kl)
|
前年比 |
伸張率
(2000年比)
|
販売金額
(百万円) |
前年比 |
伸張率
(2000年比)
|
2000 |
358,100 |
- |
100.0% |
257,800 |
- |
100.0% |
2001 |
361,600 |
101.0% |
101.0% |
260,300 |
101.0% |
101.0% |
2002 |
386,800 |
107.0% |
108.0% |
278,500 |
107.0% |
108.0% |
2003 |
449,400 |
116.2% |
125.5% |
330,300 |
118.6% |
128.1% |
2004 |
526,600 |
117.2% |
147.1% |
387,000 |
117.2% |
150.1% |
2005 |
536,900 |
102.0% |
149.9% |
394,500 |
101.9% |
153.0% |
2006 |
551,000 |
102.6% |
153.9% |
405,200 |
102.7% |
157.2% |
2007 |
559,800 |
101.6% |
156.3% |
411,300 |
101,5% |
159.5% |
2008(見込) |
546,900 |
97.7% |
152.7% |
403,000 |
98.0% |
156.3% |
2009(予測) |
555,650 |
101.6% |
155.2% |
410,700 |
101.9% |
159.3% |
※参考:2009年富士経済 食品マーケティング便覧 ※販売金額はメーカー出荷ベース
以前、焼酎乙類は甲類と比べて強い風味が敬遠されることがあり、甲類ほどの成長には至らずに安定推移を遂げてきました。
そのような中、2003年に起こった「焼酎ブーム」により前年比20%近い高成長を遂げ、一気に需要が拡大しました。特に芋焼酎は原料そのものの味わいが広く受入れられ、近年では麦焼酎の構成比を上回ると推測されます。焼酎は早い勢いで地方から都市部へ浸透し、「焼酎バー」なる新たな業態が登場するなど、話題性とともに市場の拡大に大きく貢献しました。
上部の表を見ると、2004年まで成長が続いたものの、2005年から販売量・販売金額ともに伸びが落ち着き、ブームが沈着したことが分かります。しかし市場はマイナスに転じることなく堅調な動きで推移。安定した成長を続けており、ブーム時に獲得したユーザーが一過性に終わらず定着していることがうかがえます。
2008年に入ると、原料や包装資材価格の高騰や物流コスト上昇などの影響で、価格改定を行うメーカーが続出。消費に対する影響も少なからず生じています。
2009年は価格改定が浸透し、再び回復に向かうと考えられます。しかし経済不況の煽りを受け、市場の伸びに影響するのではないかとの見方も出ています。
今後ますます焼酎市場の動向が注目されます!
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