焼酎ニュース
宮崎県、霧島酒造が本社に工場を増設します:(2010/11/12)



芋焼酎のトップ「霧島」ブランドで名高い霧島酒造は、本社工場北側の所有地に本社増設工場と焼酎粕リサイクルプラントを建設すると発表しました。9月から着工、来年12月の稼動予定で総工費100億円。生産能力は全工場合わせて1日の生産が従来の1200石から1600石へと、3割強の生産能力が向上します。1.8L換算では、なんと16万本!

              
工場イメージ
増設工場のイメージ



【焼酎粕リサイクルプラントとは】
霧島酒造では、年々焼酎の生産量が増加する一方で、生産に伴う焼酎粕の排出量も増加しています。その為、高温メタン発酵システム(メタクレス)を採用し、2006年には国内最大級となる焼酎粕処理設備を導入しました。
メタクレスの導入により、化石燃料消費量を大幅に低減。また発生したバイオガスエネルギーを回収し、燃料として再利用しています。 
最大で1日に約2,0000立方メートルのバイオガスを回収し、それらから発生するエネルギーは、なんと1万世帯の1日の電力消費量に相当するそうです!(2008年現在)


焼酎粕リサイクルプラント

【焼酎粕リサイクルとは】
焼酎の製造工程で生じる焼酎粕を回収し、独自のリサイクル施設にて脱水ケーキ(焼酎粕を固液分離した固形分)加工後、乾燥・飼料原料化させ、家畜の肥料や堆肥として再利用されます。また焼酎粕などを微生物によるメタン発酵処理を行い、発生したバイオガスを回収し電機や熱エネルギーに転換。焼酎粕脱水ケーキ加工や、製造ラインのエネルギーとして再活用します。このリサイクル方法は、霧島酒造他、多くの蔵元も活用しています。
焼酎粕リサイクル
■霧島酒造の代表銘柄■
霧島
黒霧島
吉助 白
吉助 黒

 

■霧島酒造HP■ http://www.kirishima.co.jp/