帝国データバンク福岡支店より、2010年(1月期〜12月期)全国焼酎メーカーの売上高ランキングが発表されました。上位50 社の売上高合計は、前年比2.5%減の2981 億1600 万円で、2 年連続の前年割れとなりました。
売上高トップは8年連続で三和酒類(大分)。主力の麦焼酎「いいちこ」は、全国のトップブランドとして名高く、いまだ根強い人気を誇っています。2 位は8 年連続の二ケタ増収を果たした霧島酒造(宮崎)。主力の芋焼酎「黒霧島」は、他社も追従するほどの黒ブームの火付け役となり、その人気は増す一方です。
3 位は薩摩酒造(鹿児島)。高い知名度をもつ「さつま白波」を中心に、「黒白波」、「我は海の子」などを展開しています。つづいて4 位は雲海酒造、5位は二階堂酒造となっています。
消費低迷と飲酒人口減の影響を受ける中、各社とも引き続き消費者に愛される自社ブランドの育成・普及に全力で取組んでいます。また、ここ数年では、焼酎の魅力をさらに広げようと、海外市場へ参入する蔵元も増えてきているようです。
50位以内に新たにランクインしている蔵元は、高千穂酒造(宮崎:麦焼酎「わかむぎ」、「高千穂」)、櫻の郷酒造(宮崎:芋焼酎「無月」)、篠崎(福岡:麦焼酎「千年の眠り」)と3社あり、これら3社の蔵元の活躍にも今後ますます期待が高まります!
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