| 大分県の三和酒類が、4月2日から、大分県日田市の日田蒸留所の一般公開を始めました。
日田は山紫水明の地です。深い自然がもたらす澄んだ空気と清らかな水の恵みを受けて、ここに新たな考えに基づく蒸留所を設けたのが、2002年のこと。 ここでは、本格麦焼酎「いいちこ」の原酒が製造され、貯蔵されています。
「ご覧になって頂ければ、『いいちこ』のルーツが分かります。」と都瑠(つる)所長はおっしゃいます。
製造場を見学させて頂きました。ちょうど仕込みの最中で、黄金色をした麦が、泡を発しながら、深く複雑な発酵をしていました。
試飲ショップでは、商品全てを試飲することが出来ます。また、この日田蒸留所だけしかない原酒・貯蔵酒も販売されていました。
全麹常圧蒸留原酒(アルコール度数44度)、全麹減圧蒸留原酒(アルコール度数44度)、長期熟成貯蔵酒(アルコール度数40度)の3アイテムです。 この機会にと、飲み比べてみたところ、その味の違いにたいへん驚きました。
三和酒類では、これらの常圧蒸留と減圧蒸留の原酒を巧みにブレンド、それぞれの良いところを最大限に引き出し「いいちこ」を造っているのです。
敷地内は緑が多く、約百本の桜並木もあり、来る人の目を楽しませているそうです。
入場は無料。「いいちこ」の一杯、一滴に込められた「日田蒸留所」の静かな情熱をご覧になってはいかがでしょうか。 | | |