焼酎ニュース
鹿児島県、小正醸造が携帯電話で生産履歴公開システムを導入: (2005/2/9)
小正醸造(鹿児島市)は、主力商品の芋焼酎『小鶴くろ』に、カメラ付き携帯電話で生産履歴などを読み取ることが出来る仕組みを取り入れました。原料芋の生産者や、製法、飲み方などがインターネットで見られる二次元コード(QRコード)をラベルに添付しています。

2005年1月18日出荷分から順次、二次元コード付き商品に変えていき、2月末までに『小鶴くろ』全商品に適用していきたい考えです。
QRコードが添付された『小鶴くろ』
二次元コードとは、モザイク模様のバーコードです。携帯電話の「二次元バーコード」や「QRコード」読み取り機能を使い、撮影をするとアドレスが表示され、小正醸造携帯電話用サイトにアクセス出来ます。
この仕組みは生産履歴(トレーサビリティー)の開示に迫られる食品産業で導入が始まっており、背景には消費者の安全志向の高まりがあります。

小正醸造では、原料サツマイモの生産農家の写真やコメント、使用している水や麹菌の情報、美味しい飲み方を紹介する他、消費者から商品への要望などの声をメールで受け付け、今後の商品開発に生かしていきます。

消費者の反応を見ながら、他の芋焼酎にも導入していく予定です。

QRコード対象商品・商品概要

商品名

『小鶴くろ 25度』 瓶  :300ml、720ml、900ml、1,800ml
           パック:900ml、1,800ml
原料
芋・米麹(黒麹)
商品特徴

コクと甘みが特徴。芋焼酎初心者にもおすすめの銘柄。