焼酎ニュース
鹿児島県、田苑酒造のこだわり蔵を見学しました ：　（2005/8/25）
　
鹿児島県、田苑酒造株式会社は、焼酎造りの先人たちの経験や長年の勘を科学的に研究し、業界初の無菌開放発酵の開発やクラシック音楽仕込みを取り入れるなど、百年を越える伝統を活かしつつ、斬新な発想で焼酎造りを行っています。

田苑酒造のこだわり①
業界初！無菌開放発酵～原料の個性を引き出す～
もろみ造りの工程では、酵母とそれ以外の微生物がせめぎ合っています。この時の蔵の環境や温度により雑菌が繁殖しすぎると、出来上がる焼酎は刺激臭や雑味を含んでしまいます。
田苑酒造では、独自の品質管理技術で酵母以外の微生物を極力抑えた「無菌開放発酵」に成功。
原料の風味だけがまろやかに発酵した銘酒が出来上がります。
 　 田苑酒造　トランデューサー付き仕込みタンク
　

田苑酒造のこだわり②
 クラシック音楽仕込み～まろやかな味を生み出す～
12年前に導入されたシステム。タンクや樽にトランデューサー（音楽振動器）と呼ばれる装置を用いて、クラシック音楽を振動として伝えています。一次仕込み、熟成、割り水の工程でクラシック音楽を聴かせる事で、香りや味、品質全てが向上しました。一時仕込みの段階では、音楽振動を与える事により一日熟成が早まったそうです。このようにして、まろやかで気品が漂う焼酎が出来上がります。
　
【田苑酒造株式会社の紹介】
創業は明治23年（1890年）。鹿児島県薩摩川内市に蔵を持つ。
代表銘柄は『田苑ゴールド』『田苑金ラベル』。本格芋焼酎『田苑』は、平成17年熊本国税局酒類鑑評会の品質審査にて、優等賞代表を受賞。
　
【田苑酒造のホームページはこちら】
→http://www.denen-shuzo.co.jp/