焼酎ニュース
田崎酒造の蔵見学に行って来ました!: (2006/7/27)

鹿児島県、いちき串木野市の田崎酒造に行って来ました!

田崎酒造は、現在、年間2万石を生産しています。製造期間は、毎年9月から翌年2月まで。現在、貯蔵タンクを増設する工事を行っていました。

田崎酒造は、芋焼酎『七夕』を代表銘柄に持ち、『黒七夕』『鬼火』『南の夢』『千夜の夢』、当社との特約アイテムの『芋製 七夕』を造っています。

製造については、清冽な井戸水を使用。硬水と軟水、両方の井戸水を持っています。
仕込みには、硬水を使用。硬水に多く含まれるミネラル成分が酵母の発酵に良いそうです。
一方、原酒の割水時には硬水と軟水を使い分けて使用します。

田崎酒造では、杜氏歴50数年を誇る坂之上様を中心に12名の従業員が製造に携わっています。
坂之上様は常に五感を駆使して、造りを行っています。機械化が進んでいても、それの様々な設定や、デリケートな工程は人の勘や手に頼る部分も大きいものです。

最近では、『黒七夕』の製造量が増えているとのこと。飲み易いイメージが広がった結果とのことですが、地元では白麹の『七夕』が人気があります。

2006年秋には、現在工事中の貯蔵タンクも本格稼動します。
これからも田崎酒造から目が離せません!


田崎酒造フォト
  工場長 久永 達將様   田崎酒造工場長 久永 達將(ひさなが たつまさ)様

主に蒸留を担当しています。蒸留器の大きさや形は焼酎の味を大きく左右します。あまり大きくせず、小型の蒸留器を採用し、数回に分けて丁寧に蒸留を行っています。
質の良い焼酎を造っていきたいと思います。今後は、味の濃い原酒を造りたいです。