焼酎ニュース
熊本県、高田酒造場の蔵見学に行って来ました!:(2008/5/9)

熊本県、球磨郡にある高田酒造場の蔵に行って来ました!

高田酒造場は1902年(明治35年)に創業し、年間出荷数570石、従業員数6名の小さな蔵元です。
2003年に創業100周年を迎え、新しく仕込み蔵を竣工。また同年に創業当時唯一のブランドであった『秋ノ穂』の販売を12年ぶりに再開しました。
「量を追わない、質を高める」を社是に、全工程で手造りにこだわっています。

高田酒造場のここに注目!その1.
球磨焼酎の蔵元で唯一花酵母焼酎を製造
高田酒造場ではナデシコ、つるばら、シャクナゲ、アベリアなど12種類の野生の花酵母を使用した焼酎を製造しています。
花酵母を採用しているのは、28軒ある球磨焼酎の蔵の中でも高田酒造場だけ。
花酵母焼酎の特徴は何と言っても吟醸酒のようなフルーティーな香り。製造上もろみ管理が困難と言われますが、高田酒造場では長年の研究により各酵母の個性を生かした焼酎を造っています

高田酒造酒造場のここに注目!その2.
アイガモ農法による無農薬米、自家栽培米を使用
焼酎の原料となる米にアイガモ農法によるの無農薬米、有機栽培米、自家栽培の山田錦、五百万石、ヒノヒカリ等の高級米を使用
また、米焼酎『こいの空さわぎ』は西日本で初めてオーガニック認定を受けたうるち米を使用しています。

高田酒造場のここに注目!その3.
豊富な樽貯蔵焼酎を取り揃え
蔵では1984年より樫樽貯蔵に着手し、ホワイトオーク樽、リムザンオーク樽の他、コニャック樽、シェリー樽、スコッチ樽、合わせて約90個の樽を所有
樽原酒の熟成具合を見ながら、少量ずつ取り出してブレンドしています。樫樽貯蔵にこれだけこだわりを見せる焼酎蔵は珍しいと言えます。

【代表銘柄】
米焼酎 『秋ノ穂』
米焼酎 『郷の鴨遊び(さとのかもあそび)』
なでしこ花酵母焼酎 『あさぎりの花』
樫樽貯蔵焼酎 『遊木(ゆき)』 等




会社外観

高田酒造場の花酵母焼酎

蔵所有の田園

樫樽

麹室

高田酒造場のホームページはこちら! http://www.takata-shuzohjyo.co.jp/