焼酎ニュース
鹿児島県 西酒造の循環型農業の焼酎造りをご紹介:(2012/10/24)

循環型農業の中の焼酎造り

農業と共にある焼酎、西酒造ブランド『宝山』
契約農家によって大切に育てられた原料芋と原料米
農業からの焼酎造りが薩摩宝山の価値へと…

【循環型農業の中の焼酎造り】
 循環型農業の焼酎造りを目指す、西酒造の取り組みをご紹介します!

 循環型農業の中に焼酎造りを組み込むためは、自然の摂理の中で物事を考えなければなりません。良い土が芋や米といった農作物を育み、その農作物をもとに焼酎を造るのですが、ここで一つの問題が発生します。それは焼酎を造る過程において発生する焼酎粕です。

焼酎粕には多くの栄養分が含まれているため、近年色々な利用方法が検討されています。その中でも家畜の飼料として使う事により、焼酎粕の持つ栄養価の高さから、非常によい肉質の豚などを育てる事ができます。さらに家畜のふんや尿は堆肥となり、堆肥はミミズなどの土壌生物や微生物の働きにより良い土へと生まれ変わります。するとどうでしょう、土から始まった連鎖が一つのサイクルを生み出しました。つまり、自然の摂理の中に焼酎造りを組み込むことができるのです。

今、私たちが目指すものは、「農業から始まる焼酎造り」であり、「農業のサイクルにとけ込んだ焼酎造り」です。それが自然との調和を図り、さらには、より旨い焼酎を造るための大きな鍵になると考えています。