お蔵探訪記
研醸株式会社

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三井郡大刀洗町にある研醸

創業は昭和58年で、福岡県の清酒蔵の井上合名会社と山口酒造場の共同出資で設立された焼酎蔵の研醸。福岡県の筑後平野 を流れる筑後川の中流域北岸に位置する三井郡大刀洗町にあります。

人参や焙煎麦などを原料とした焼酎やリキュールを主力に製造
し、他社との差別化を図っています。年間約1,300石を製造・販売しており、敷地面積200坪、従業員14名と小さな蔵元ながらも、原料や麹造りこだわった丁寧な酒造りを続けている蔵元です。

三井郡大刀洗町にある研醸
蔵元の共同ブランド『古久』

福岡県は圧倒的に清酒蔵が多く、かつては清酒を製造する過程で出る酒粕を利用した酒粕焼酎造りが盛んで、粕取り焼酎王国とも呼ばれていました。研醸の付近にも清酒蔵が点在しており、三井郡は酒造りの町といった印象を受けます。

そんな中、福岡県特産焼酎組合に参加する酒造メーカー9社は、福岡県八女郡黒木町にある古久蔵(旧国鉄矢部線中原トンネル跡)を共同貯蔵庫として利用しています。
そこで5年以上貯蔵した麦焼酎を「古久」という統一ブランドとして販売しています。「古久」には、以下のような条件が取り決められています。
①アルコール分40度以上の麦焼酎の原酒を貯蔵する
②30Lの古久専用甕で貯蔵したもの
③古久蔵(旧国鉄トンネル)で五年以上貯蔵熟成させたもの
④蔵出し現況のままの貯蔵熟成・100%原酒
⑤容量が28Lまでのもの

トンネル内の温度は、年間を通して約15度と一定に保たれている為、貯蔵に最適な環境と言えます。「古久」ブランドは統一していますが、各蔵元の代表銘柄名が表記され、9蔵元の違った個性の味を楽しむ事が出来ます。毎年4月末には「古久蔵」蔵開きが開催され、トンネル見学や試飲即売会が行われます。

八女郡黒木町の古久蔵古久蔵開き
筑後川と酒造りの歴史

西に背振、南に耳納、北に宝満の山並みを望む福岡県三井郡。広野には筑後川を始め、大小9本の河川が流れ、田や畑、人々の暮らしを潤しています。大分県九重連山と熊本県阿蘇外輪山に源泉をなす筑後川は、九州一の大河!豊かな軟水と筑紫平野の良質米に恵まれ、この三井郡では、昔から盛んに清酒造りが行われてきました。現在もなお、この地域では数多くの酒蔵が点在しています。

その昔、筑後川の水運は、桶や樽を作るための杉を運び、米を蒸す薪、石炭をもたらすと共に、出来上がった酒を色鮮やかな帆の船に載せて、広く各地へ送り出したそうです。筑後川の水運の利用によって、酒蔵が発展した歴史を持っています。

筑後川
アクセスマップ
九州地図 研醸へはこちら! ●お蔵見学できます(要予約) 

【住所】〒830-1214 
福岡県三井郡大刀洗町大字栄田1089

【TEL】 0942-77-3881
【FAX】 0942-77-2687

●研醸までの道のり

大分自動車道筑後小郡I.C.から車で約10分。

●お蔵訪問する前に
お蔵訪問のための基礎知識を学びましょう。 お蔵訪問トピックス



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