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花の露は、1745年の創業以来約250年、良質な酒を造り続け、現在年間5千石を生産しています。昔は庄屋であり現金収入を得るために日本酒造りから始めたそうです。米と麦が豊富に取れる福岡県久留米市城島町で「花の露」に代表される日本酒造りの伝統がある蔵元です。 | |
花の露のブランドの一つ、しそ焼酎『山の香』。 | |
花の露は現在、環境保全への取組みも行っています。 焼酎の蒸留過程では大量の廃液が出ます。本来は業者に依頼をしてこれを処理しなければなりませんが、それを有効的に再利用する技術として「バイオトイレ」と呼ばれる廃液処理方法に注目しました。 「バイオトイレ」の原理は、おがくずを利用して自然の力でし尿を処理することです。その方法はおがくずと廃液(し尿)を混ぜ合わせ加熱します。するとその熱でおがくずが水分を蒸発させて、残った有機物においてもおがくずに付着した微生物が分解をします。花の露では、「バイオトイレ」を積極的に取り入れることで環境保全を実施しています。 現在は北海道で畜産関係の廃棄物の処理や、山やキャンプ場のトイレで使われています。これと同様に焼酎の蒸留過程で生じる廃液の処理にも応用できるのか、現在その可能性を試しているところです。 | |
日本三大河川の一つ、筑後川の中流域に位置する福岡県久留米市城島町。 |
●お蔵見学できます | ||
事前に問い合わせが必要です。 | ||
●冨安本家酒造までの道のり | ||
九州自動車道八女インターを降りて、車で20分。 | ||
●お蔵訪問する前に | ||
お蔵訪問のための基礎知識を学びましょう。
お蔵訪問トピックス |