お蔵探訪記
株式会社奄美大島開運酒造

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“産・学・官”の取組み

蒸留後の焼酎粕の廃棄処理が問題視される中、酒類業界では様々な活用法が模索されています。そんな中、健康食品へ応用できないかという考案から、開運酒造は2002年に健康飲料もろみ酢「純美酢」を発売。2006年には奄美市農業研究センターが窓口となる“奄美群島環境・リサイクル産業クラスター事業”にアマミファッション研究所とともに参画。鹿児島、福岡の3大学の研究者も関わり、成分研究や製品製造研究が積み重ねられてきました。そして2010年10月に発売されたのが基礎化粧品「あま肌」。保湿成分である黒糖もろみエキスが配合されており、「安心して使えるスキンケア」をコンセプトに開発されました。また、焼酎粕の固形分から製造するサプリメントも開発中で、現在試作品の改良を重ねているそうです。環境、美容、健康をキーワードに“産・学・官”一体となって研究を続ける姿にも今後ますます期待されます。

化粧品「あま肌」
南国の桜から生まれる花酵母

奄美大島をはじめとする南島部では本州地区より一足早く1〜2月頃に「緋寒桜(ひかんさくら)」という桜の花が開花します。そんな地元ならでの花に注目し、開運酒造ではこの緋寒桜から酵母を採取することに成功(鹿児島県工業技術センターと共同研究にて)。将来的にはこの酵母を使用した焼酎の商品化を視野に入れ、日々研究が続けられています。※花酵母とは?

緋寒桜
奄美の温かさ

取材を行った日は2月の中旬にも関わらず日中はコートがいらないくらいの温かさ。開運酒造のある宇検村へは空港から車で約2時間。夜道を進んでいくにつれ、「本当にこんな真っ暗なところに蔵があるのかな?」と期待と不安が入り混じっての現地入り。しかし、私たち取材スタッフを「ハナハナ〜」という明るい言葉で開運酒造の方々にお出迎えして頂き、私たちの心にもパッと花が咲いたような明るい気分になりました。(奄美の人達はおめでたいことやうれしいことがあると「ハナハナ〜」と言いながら乾杯をするそうです。)

初めて聞く島言葉に触れ、なんだか心がほっと和んだ瞬間。訪れる人を癒し、元気にしてくれる、そんな奄美の温かさに触れることのできた取材となりました。

奄美大島開運酒造について詳しくご覧になりたい方はホームページにアクセスを!
奄美大島開運酒造のホームページはこちら⇒http://www.lento.co.jp/index.html

編集後記

お忙しい中、取材に応じて下さった奄美大島開運酒造の皆様方ありがとうございました。

   2012年2月20日
焼酎紀行取材チーム

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