お蔵探訪記
東酒造株式会社

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焼酎蔵と地酒蔵の東酒造
焼酎蔵と地酒蔵

東酒造株式会社は、1915年鹿児島県鹿児島市で創業しました。現在は、市内小松原町で、焼酎蔵及び地酒蔵を設け年間6,000石を生産しています。
東酒造は、焼酎蔵、地酒蔵を同じ建物内で行っています。地酒蔵は黄麹を使っていますが、その関係で焼酎に関してはここでは仕込みを行っていません。麹菌が混ざってしまうのを恐れてのことです。県内の提携した蔵元の焼酎の原酒を使ってブレンドをしています。自社の厳しい基準に基づいて行っています。ブレンド技術の傑作、それが東酒造の焼酎です。
地酒製造は1955年に開始し、およそ50年間の伝統があります。現在は主に料理用として使われる地酒『高砂の峰』『黒酒』を製造し、6人のスタッフが製造に携わっています。


東酒造の工場内
東酒造の地酒

東酒造の地酒は灰持酒(あくもちざけ)と呼ばれるものです。酒税法では、雑種に分類されます。
灰持酒は、お酒を日持ちさせるためにもろみに木の灰汁を入れて乳酸菌が発生するのを防ぎ、保存性を高めます。現在では、絞り後や充填前に加熱して日持ちさせる方法(火持法)が一般的です。
灰持酒の手法では、加熱を施さないので酵素の活性を失いません。酵素は、食物の香り、旨味など美味しさを保つ役割を果たすと言われています。
独自の麹菌と製法は今では日本で他に類のないものであると蔵元は自負されています。


牧野副社長語る

鹿児島と地酒

鹿児島県といえば今では芋焼酎のイメージが強いものですが、昔は灰持酒の「さつま地酒」も造っていました。旨み成分をふんだんに含み、甘味が強いため昔から「おとそ」や「お神酒」、また郷土料理のエッセンスとして親しまれてきました。名物の料理「さつま揚げ」は、地酒が決め手といっても過言ではありません。
終戦後、米が手に入るようになって、鹿児島の蔵元6社で地酒造りをスタートさせました。しかし現在では東酒造を含め2社のみになっています。東酒造では、焼酎造りと並び地酒造りに今後さらに力を入れていこうとしています。


新工場 金峰蔵置所

新工場稼動

本社工場から、車で30分。南さつま市金峰町に新工場が設立されました。2006年7月1日より稼動しています。敷地面積8,000坪というこの土地で、焼酎のブレンド・熟成・貯蔵・瓶詰めを行います。現在使用しているのは、2,000坪のみとまだまだスペースに充分余裕があります。将来的には、焼酎工場の規模拡大、地酒工場、及び食品工場の新設など大きな目標を掲げています。

アクセスマップ
九州地図 東酒造株式会社への地図●東酒造株式会社 

【住所】〒891-0114
鹿児島市小松原1-37-1
【TEL】099-268-2020
【FAX】099-268-5904


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