お蔵探訪記
本坊酒造株式会社 津貫工場

お蔵紹介お蔵探訪焼酎びと商品ラインナップ焼酎紀行より
            

                        ※今回は、 本坊酒造株式会社津貫工場の有村 政景様川床 健三様をご紹介します。

 
有村 政景 ありむら まさかげ
本坊酒造株式会社津貫工場 工場長 
津貫工場、総監督役の有村さんに話を伺いました。
 
10部署を経験しました
 

今から約30年前、本坊酒造に入社された有村さん。工場長になるまでの経緯をお話頂きました。
「焼酎は、昔から好んで飲んでいました。だからなるべくして、この道に入ったのだと思います。入社してこれまでに10部署を回りましたが、営業マンをしていたこともあったんですよ。
様々な経験が、仕事も含め人生全てにおいて役立っています。」

工場長 有村 政景様
杜氏とは
 

有村さんの杜氏論を語って頂きました。
「杜氏は、目配りの出来る、何事にも気付く人間でなければならないと思います。技術面においては、おおよそは1、2年で習得出来ますがそれだけではなく、プラスアルファのものを何か持っていなければなりません。
一人前になるまでに何年かかるのかをよく尋ねられますが、これは一概には言えませんね。」

「杜氏とは?」を語る有村様
麦焼酎と芋焼酎
本坊酒造では『ひとひろ』『桜岳』などの麦焼酎も生産しています。
「麦焼酎と芋焼酎を比較すると、芋焼酎の方が、手間がかかります。まず原料処理から芋は大変です。しかし個人的に、芋焼酎の方が好きですね。その中でも白麹のものが好みです。飲み飽きしないんですよ。」

甕内で仕込まれる焼酎
5Sを心掛ける
工場の総監督役として日頃気を付けられていることを伺いました。
「『整理・整頓・清潔・清掃・習慣』の5Sを従業員には、常々言っています。特に清掃に関しては口うるさく言っていますよ。(笑)口うるさいぐらいでないと良いものは出来ませんから。
原料は国内産で、なおかつ産地を限定したものを使うことを徹底しています。原料も造る環境も良い状態で初めて、皆様に安心して飲んで頂ける焼酎が出来るのです。」
蔵の中は、本当に焼酎製造場かと思うほど、ピカピカ!そして清潔に保たれていました。有村様の心掛けが行き届いている結果なのですね。

整頓された工場内
                                           
ページのTOPに戻る
 
 
川床 健三(かわとこ けんぞう)
本坊酒造株式会社津貫工場 製造課 課長  
製造に携わって38年の川床様にお話を伺いました。
 
焼酎が中心の生活スタイル
製造課 課長 川床 健三様

津貫工場では、手造りかめ仕込みスタイルを採用しています。夜中も麹の様子を見るため蔵に行くことがあると聞きました。
「麹造りが大変な時には、泊り込むこともあります。蔵には宿直室も完備されているんですよ。しかし、焼酎臭もある中で眠ることになるのですが・・もう抵抗を
感じることはありませんけどね。(笑)
こういう手間をかけて造られていることを皆様にも知って頂ければと思います。」

 
気合が大切
気合が大切と語る川床様

この仕事で大変なことは何ですか?
「朝が早いのが大変ですね。また、非常に体力を必要とする仕事です。多少寒くても、Tシャツ一枚で作業に当たっています。動いているとだんだんと体が暖まってきますので・・。ハードな生活を送っていますが、気合が入っているためか風邪はひきませんね。」
焼酎造りは「気合!」が一番必要なエッセンスなようです。

 
鑑評会で優等賞
鑑評会で優等賞を受賞 『貴匠蔵』は、平成16酒造年度、17酒造年度と2年連続で鹿児島県本格焼酎鑑評会にて優等賞を受賞しました。事務所には、真新しい表彰状が飾られていました。
「受賞は、励みになります。蔵の若い従業員にとっても、日頃の仕事が評価されたという喜びがあるでしょう。」
香味の調和が良く、原料特性が顕著で格調高いものが表彰されたという本格焼酎鑑評会。『貴匠蔵』は文句なしの受賞であったことでしょう。
 

ページのTOPに戻る

                                                                         
                

お蔵紹介

お蔵探訪

焼酎びと

商品ラインナップ

焼酎紀行より


© 2002 YAMAEHISANO Co.,Ltd.