黄金酒造は、1949(昭和24)年に鹿児島県霧島市国分で焼酎造りを始めました。「美味しく安心して飲める『体に優しい焼酎』造り」という企業理念を掲げ、この願いを実現させるため、「遠赤焙煎仕込法(※1)」、「ペーハー値転換蒸留法(※2)」(いずれも特許取得)等、本格焼酎の新しい製造方法を研究し続けている、年間生産石数約3,000石の蔵元です。 |
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(※1)遠赤焙煎仕込法 | ||
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通常、原料の大麦やさつま芋は蒸煮してモロミとして仕込みますが、黄金酒造ではこの原料を遠赤培煎をして仕込みます。これにより大麦の場合は本来の香りと甘みを充分に引き出し、さつま芋では雑味を生むタンニンを除去し、甘みを引き出すことに成功しています。 |
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(※2) ペーハー値転換蒸留法 | ||
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通常の焼酎は、一次蒸留した原酒の酸度を下げるために、「イオン交換法」という特殊な樹脂を使用した脱酸処理をし、割水をして25度に薄めてからビン詰めします。黄金酒造では、一次蒸留した原酒に工場内で湧き出る温泉水を加えてから、43度あるいは25度で二次蒸留をしてからビン詰めします。割水を一切行わないため、酸度0.2以下、ペーハー値6.0以上の高品質な焼酎が出来上がります。 |
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黄金酒造は、2004(平成16)年8月に独自の芋麹製造方法で特許を取得しました。通常、芋は穀類と異なり麹菌の発酵が難しく、芋焼酎の一次仕込みに使用する麹は米か麦を使わざるを得ないのが現状ですが、この技術により、原料はもちろん麹からすべて芋を使用した芋焼酎の製造が可能となりました。発明の名称は、「いも麹の製造法及び当該いも麹を用いた焼酎」。ミンチ状に細かく切って乾燥させた芋に水分を含ませ、麹菌を散布。適切な温度と湿度管理で麹菌を発育させる技術です。 |
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黄金酒造は、芋麹の製造を親会社である(株)健康医学社の工場で行っています。ここには、「焼酎自動製麹室」や「試験研究室」があり、焼酎が市場に浸透した今だからこそ、「変わった製造法」を求め日々研究が行われています。 |
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黄金酒造のグループ会社である薩摩麦酒株式会社の運営する薩摩ビール園は、小高い丘の上に建つヨーロッパ調の建物から霧島と桜島の雄大な姿を左右に一望できる抜群のロケーションにあります。「楽しく・おいしく・ヘルシーに」をモットーに、新しい食文化を提案しています。地ビールが飲めるレストランの他、グループ3社で製造している地ビール・黒酢・焼酎など豊富に取り扱っています。自然素材にこだわり、数多くの試行錯誤を繰り返して生まれた自信作がズラリと勢ぞろいしていますので、鹿児島・国分を訪れた際には、お土産にいかがですか? |
●住所 | ||
【住所】〒899-4462 鹿児島県霧島市国分敷根2804 【TEL】 0995-45-0210 【FAX】 0995-45-3727 |
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●黄金酒造までの道のり | ||
南九州自動車道国分ICを降りて、車で約 5分。 |