お蔵探訪記
西平酒造株式会社

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女性杜氏

社長の祖母でもある西平トミ氏は西平家の初代杜氏として今の西平酒造の基礎を築きあげました。その確かな技術は公的機関からも表彰される程の腕前。仕込みの時期には寝る間を惜しんで焼酎造りと向き合っていたそうです。現在では女性杜氏は稀ですが、昔の焼酎造りでは女性が活躍する事は珍しくなかったそうです。

表彰状
本場奄美の大島紬

西平酒造の製品の装飾にも使用されている大島紬は、1300余年の歴史を持ち、「絣(かすり)の宝石」とまで謳われる奄美の伝統工芸品。その特徴は天然染めと手織りであること。大島紬は500にもおよぶ行程を経て、半年から1年以上かけて完成します。バリエーション豊富な伝統的な図柄は成人式や結婚式などに多用され、近年は海外でも紹介され、その繊細で独特な紬模様に注目が集まっています。

大島紬


物言わぬ歴史の語り手“加那”

西平酒造の代表銘柄“加那”のネーミングは西郷隆盛の奄美の妻“愛加那”が由来だそうです。愛加那は奄美大島の名門龍家の娘で、西郷隆盛が奄美大島の龍郷で隠遁生活をしていたおりに知り合い結婚。2児を儲けましたが、西郷が鹿児島に帰る時には、島の掟で島を出ることは許されず、二人の子供が本土の鹿児島へ引取られた後も奄美でその一生を送りました。 愛加那は芯の強い女性だったそうですが、わずか3年ほどの結婚生活ののち、家族と離れ一人その生涯を終えたと思うと何ともせつない気持ちになります。しかしその生きた証は西平酒造の造る黒糖焼酎“加那”とともに広く世に発信されています。
※“加那”は奄美の昔の方言で“恋人”、“愛人”という意味。

西平酒造について詳しくご覧になりたい方はホームページにアクセスを!
ホームページはこちら⇒http://kana-sango.jp/




加那

お忙しい中、取材に応じて下さった西平酒造の皆様方ありがとうございました。

   2012年2月21日
焼酎紀行取材チーム

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