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※今回は、
大口酒造の向原英作様と原田幸太郎様をご紹介します。
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一時の焼酎ブームは落ち着いたと言われていますが、このブームについてどう思われますか? | ||
向原様は、鹿児島の他の蔵元ととも協力して「芋焼酎のお湯割り文化」を広げていこうと考えられています。 | ||
大口酒造の焼酎が、全国各地で支持されるのはなぜでしょうか? 「私達の焼酎は、地元の大口の人々に飲んで頂けたので、福岡、そして東京、大阪と売り先を拡大することが出来たと思います。地元で愛されるということが非常に大切なのです。 現在、鹿児島県だけで約100社蔵元があり、1,200銘柄もあると言われています。競争が激しい中ですが、生き残る焼酎を造っていきたいと思います。」 | ||
「鹿児島の芋焼酎造りは伝統産業です。伝統産業は、安売りされるものではありません。商品がやみくもに安売りされず、 安定した価格で皆様のお手元に届く事を願っています。」
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最新鋭の設備が整った新工場で気持ちよく仕事をしておられる原田さんに、造りのこだわりを伺いました。
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「昔は営業をしておりました。その後製造部門に携わるようになり現在に至っています。大口酒造では、よくあるパターンなのです。営業マンの中にも造りを経験している者が少なくありません。造りの苦労を知っているからこそ、自社商品をよりアピール出来ますし、愛着も沸くものです。頭で分かっているのと体で分かっているのとではやはり違います。」 | ||
伊佐地区限定の商品『伊佐舞』。 ラベルには、寒暖厳しい気候で造られた焼酎とありますが、ここは南国鹿児島・・寒さは厳しいのですか? 「大口地区は、盆地のため非常に寒暖差が激しい気候です。冬は、最低気温−10℃、夏は最高気温34、35℃を記録します。鹿児島県内の中で冬は最低気温、夏は最高気温とどちらもトップを記録してしまう地域なのです。」 鹿児島県で、「マイナス」の気温を記録するとは・・驚きました。 ちなみに5月の取材にもかかわらず、夏の訪れなのでしょうか?!蝉の声が聞こえました。 |