お蔵探訪記
三和酒造株式会社

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松村 悦男(まつむら えつお)さん
三和酒造株式会社 顧問兼杜氏 
 
現在73才の松村様。かいを力強くふるう姿に職人技を感じました。
 
無双蔵スタイル

無双蔵は、一つの部屋に仕込み甕から蒸留器まで全て手が届く範囲に配置されています。小さい蔵ならではの造りですね。
「私はこのスタイルが気に入っています。管理が行き届きますし、毎日全ての工程の焼酎の「表情」を見る事が出来ますから。焼酎の主役は麹菌と酵母菌です。私の役目はそれをうまく管理していくことです。これらを触ってみて、舐めてみて・・と毎日、焼酎とコミュニケーションをしています! 焼酎と心を通わせていたいですね。

顧問兼杜氏 松村悦男様
木桶蒸留器の良さ
 

木桶蒸留器を採用している蔵元は、全国でも数少ないと聞きました。この蒸留器について教えて下さい。
「桶の木のエキスが出て柔らかい味に仕上がることがこの蒸留器の魅力だと思います。杉の木の香りが移り芋本来の甘みが引立つのです。
木桶は老化しますので、耐用年数は5、6年だと言われています。これからもこの蒸留器は使っていきたいです。」

木桶蒸留器
味の違いは・・・
  芋焼酎の味について尋ねてみました
「焼酎の味の違いを左右するのは、①麹菌の違い(白麹か黒麹か)②芋質③蒸留方法 です。私は個人的に味にコクがある黒麹の焼酎が好きです。初めての方は白麹のものが飲み易いかと思います。」
味の違いを語る松村様
芋焼酎の可能性を見出したい
 

現在挑戦してみたいこと、今後の目標をお聞かせ下さい。
『天無双』を、クリコガネ、紅さつまの芋の品種で造ってみたいです。現在のものは、黄金千貫ですが、芋の品種によってまた違う味が出来ることでしょう。この蔵では、黄金千貫、紅さつま、クリコガネ、種子島紫芋の4種を使って造っています。一口に芋焼酎といっても奥が深いのですよ。

仕込みの様子
                                                    

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