お蔵探訪記
薩摩酒造株式会社

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鹿児島の代表蔵元、薩摩酒造

鹿児島県、薩摩半島最南端の、枕崎市に本社を持つ薩摩酒造は、昭和11年、薩摩合同酒類株式会社として設立されました。枕崎市の本社以外にも南薩摩に3つの蒸留所と瓶詰め工場を持ち、芋焼酎「白波」を柱としてその他、麦焼酎、発泡酒も生産しています。

今回取材を行ったのは、薩摩酒造明治蔵。こちらは一般の方々が見学出来る手造り焼酎蔵に加え、焼酎文化資料館、売店、花渡川(けどがわ)ビアハウスを併設した施設です。「見て楽しむ」、「飲んで楽しむ」、「買って楽しむ」と何拍子もお楽しみが揃った薩摩酒造自慢の蔵です!

薩摩酒造株式会社外観
焼酎文化を伝える資料館
明治蔵では、充実した焼酎文化資料館も一つの目玉となっています。昔の焼酎造りの道具、焼酎造りの歴史を伝える史料、数多くの酒器、焼酎伝来のルーツを知るパネルなど様々なものが展示されています。薩摩で芋焼酎が造られるようになったのは約300年前の江戸時代。やせた土壌の薩摩半島のシラス台地は、芋の栽培によく適していたことがここで芋焼酎造りが盛んである所以です。
酒税法による制約がなかった昔は、各家庭で自家用の焼酎造りがたびたび行われていたそうです。

薩摩の芋焼酎は人々の生活に根付き、鹿児島が誇る文化の一つであるのです。
焼酎文化を伝える資料館
南薩摩で造るということ

薩摩半島の最南端にそびえる開聞岳の裾野に広がるシラス台地が「さつま白波」の故郷です。薩摩酒造ではこちらの広大な畑で取れるさつまいもを焼酎造りに使用しています。温暖な気候とこのシラス台地が、良質なさつまいも作りに欠かせません。
芋焼酎は鹿児島県一帯でさかんに造られていますが、畑、すなわち土が異なると、芋の味わいを含め出来具合も異なり、それが焼酎の味にも反映されるとのこと。

また南薩摩は芋焼酎伝来の地です。焼酎造りの腕を競い、磨き合った杜氏や蔵子の男衆、黒瀬杜氏を輩出し、優れた技術や伝統が昔から脈々と受け継がれています。

遠くにのぞむ桜島
かつおの街、枕崎

薩摩酒造の故郷、鹿児島県枕崎市は人口25,000人程の小さな街ですが、かつおの一本釣漁業が盛んで、「かつお」の街として全国的に有名です。それにともない水産加工業も発展。全国の鰹節生産量の4割がここ枕崎で生産されており、全国一の生産地となっています。
新鮮なものを使用したかつお料理も美味!かつおのたたき、ネギトロかつお丼、かつおラーメンとバリエーション豊かに揃っています。

また枕崎一帯は温泉が湧き出る地帯。風呂上りには、かつお料理とさつま白波のお湯割りで一杯!というのも良いかもしれません。

水産業と焼酎産業は、昔から現在に至るまで枕崎の二大産業となっています。

枕崎で獲れたかつお
アクセスマップ
九州地図 薩摩酒造へはこちら ●お蔵見学できます 

【住所】〒898-0025
鹿児島県枕崎市立神本町26
【TEL】 0120-467355(しらなみゴーゴー)
【FAX】 0120-467341(しらなみヨイ)

●薩摩酒造・明治蔵までの道のり

九州自動車道より指宿スカイライン川辺JCTより枕崎方面へ車で40分。国道226号線沿い。

●お蔵訪問する前に
お蔵訪問のための基礎知識を学びましょう。 お蔵訪問トピックス


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