地域に根付いた焼酎造りを目指し、芋焼酎に使うさつま芋は全て地元である鹿児島、大隈半島の契約農家の方々に栽培を委託しています。地元に農家の方と顔の見えるお付き合いをすることで、新鮮で質の良いさつま芋を使うことが可能になるとのこと。また、地の焼酎は地のもので造るという考えから、地元の水を使う事はもちろん、麹に使う米も地元九州産の米を使用することを目標とされています。地元の方々に誇って頂ける「地」焼酎でありたい、そんな想いが込められています。
大海酒造協業組合は、平成12年酒造年度鹿児島県本格焼酎鑑評会で、優等賞第一位を受賞しました。「こういう味、香りが今求められている」と審査で絶賛された焼酎を造った杜氏が大牟禮良行(おおむれよしゆき)さん。先代の黒瀬杜氏のもとで18年間修行を積み、1998年から杜氏を任されています。その大牟禮杜氏が杜氏2年目で造った芋焼酎が200点以上の出品の中から最高点をとり、優等賞第一位という快挙を成し遂げたのです。