小牧醸造株式会社

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人吉インターを降りて、のどかな田んぼの中をゆっくりと運転しながらいざ房の露様へ。米どころというだけあって美しい田んぼが見渡す限り広がっていました。道路脇には、各地域の焼酎蔵の代表銘柄の看板が見られます。一つ二つ商店街を通り抜けていくと、途中から房の露の「蔵八」の看板が多くなってきて、更に大きな「蔵八」の看板を発見。蔵は商店街の中に溶け込んでいて、ショーウインドウには商品がズラリと並べられており、初め見た時は「お店かな?」と思ってしまう程。しかし、中に入ってみると、奥へ奥へと蔵は続いていきます。その敷地面積は3,000坪。「初めて来た方は迷ってしまうらしいですよ。」と上田部長。上を見上げると、蔵の中から青空めがけてそびえ立つ煙突がとても印象的でした。

 
入口からは、ほんの少しだけしか見えなかった樽は、扉を開けると想像以上に所狭しと並んでいました。「何十年も貯蔵しています。球磨地方ではうちだけだと思います。」と上田部長。樽のあのなんとも言えない独特な香りが部屋一杯に広がります。その中に眠る原酒は正にウイスキーといっても過言ではないほど濃厚で香り高いものでした。私が生まれてくる前から、ここで眠りつづけているんだなと思うと、不思議な気分でした。
 
蔵の中には立派な日本家屋があり、素晴らしい日本庭園が広がっていました。部屋の中にはこれでもか!という程、立派な仏間があり、手を合わせるのも恐れおおかった?です。あんなに素晴らしい金細工をまさか焼酎蔵で見れるとは思いもしませんでした。
 
 
丁度訪問した時に、ご近所にあるという高校の先生がいらっしゃって、インターンシップの打ち合わせをされていました。高校の生徒の方が房の露様で就業体験を行うとのこと。地域との交流を非常に大切にされているという印象を受けました。「一週間と言わず、一ヶ月でも来て下さい」冗談めかしておっしゃる房の露の従業員の方々は明るく、活気に満ち溢れていました。
 
お忙しい中、取材に応じて下さった、房の露の皆様方、ありがとうございました。
 
2002年11月21日
焼酎紀行取材チーム

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