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高橋酒造では4代目の杜氏となる、製造責任者の藤本さんにお話を伺いました。 | ||
焼酎業界での経験が長いベテランの藤本さん。製造する上で苦労することは何ですか? |
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熊本県を代表する球磨焼酎。どのように発展してきたのですか? 「球磨焼酎の製造法は、良質の人吉米から造った米もろみをそのまま単式蒸留機にかける伝統的な方法です。大正時代には、原料の米が玄米から白米に変わり、さらに「二段仕込み」製法が取り入れられました。まず、麹、米、水で一次もろみを造り、これに大量の米、水、酵母を加えて二次もろみを造るというやり方です。同時に蒸留機の改良なども進み、生産効率は大きく向上しました。 しかし球磨焼酎の人気に拍車が掛かったのは1980年に入ってから。その火付け役となったのが近年登場した「減圧蒸留法」。蒸留機中の空気を真空ポンプで減圧し、もろみを低温で蒸留する方法です。焼酎特有の臭いや雑味の成分を抑えた米焼酎の製造が可能となりました。当社は球磨焼酎の中でも、いち早く減圧蒸留処置を取り入れました。米焼酎本来の深い味わいはそのままに、口当たりがまろやかな焼酎に仕上がるようになりました。」 |
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『白岳』が米焼酎の中で高いシェアを占めていることについてどう思われますか? |
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高橋酒造は米焼酎の牽引役として市場をリードされています。今後の抱負をお聞かせ下さい。 |