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「全て手造りの為、そして相手が生き物ですので、麹造り、温度の変化に苦労します。」 ここ堤酒造では全てが人の手によって造られています。道具も昔ながらのものを使用しているので、その分手間がかかるのですが、堤酒造では焼酎造りの伝統を守る為に使い続けます。一つ一つの道具は小さいのですが、これが人の手で全て行き届かせるためには最適な大きさなのではないかと思います。 |
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「やや辛口、スッキリタイプの焼酎もあり、麹、酵母の特徴を出した丸い甘みを持った味わい濃い焼酎もある。」との事。堤酒造では様々な工夫を凝らし、いろんな種類の焼酎を世に送り出しています。吟醸焼酎「恋草」を始め、昔ながらの黒麹を用いた「純米焼酎時代蔵八」、もろみを蒸留し一番最初に垂れ落ちてくる初垂れを商品化した「無限大」、ホワイトオーク樽やシェリー樽の中に長期間熟成させた「譚(たん)」等、酒質はもちろん、瓶、ラベルも全く新しく私達を楽しくさせてくれるものばかりです。小さい手造り蔵だからこそ、思ったことを即実践できるのではないでしょうか。 |
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その中の一つ、吟醸焼酎「恋草」には並々ならぬこだわりがあります。「吟醸酒を造るのですから、原料、麹、酵母等にこだわり、またもろみ品温管理に気を付けています。また清酒と違い蒸留工程があるので、その方法にも気を付けています。」との事。細心の注意を払いながら造られる珠玉の米焼酎は話題を呼んでいます。 | ||
飽くなき挑戦を続ける寺田杜氏。その杜氏が目指す焼酎は「香りが良く、お湯割や、燗につけて一口飲んで口当たりのまるみ、軽快な甘さと切れ味の良い焼酎。そして種子麹、酵母、原料、水、もろみ管理、貯蔵方法等々にこだわり高品質で付加価値の高い焼酎。」との事。次はどんな焼酎で私達を楽しませてくれるのでしょうか。 | ||
「第一次焼酎ブームにより、全国的に焼酎が広がり、多くの人に飲まれるようになりました。その当時の焼酎は個性の強いイメージが強かったのですが、原料の選択、酵母が改良され飲みやすくなり、香り、味がたいへん良くなり、若年層、女性にも多く好まれるようになりました。そして健康にも良く、二日酔いしにくい等様々な飲み方やどの料理に合うということで多く焼酎が飲まれるようになったのではないでしょうか。嬉しい事です。」 | ||
「焼酎を飲んで頂きありがとうございます。皆様のニーズに合った製品作りに努力していきたいと思います。今後、個性のある焼酎が多数出てくると思います。ファンの方々の飲み方、楽しみ方が益々増えると思います。新しい飲み方のスタイルを作り出し楽しんで頂きたいと思います。」 |