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創業昭和27年、従業員数8名の小さな蔵の大和一酒造元。熊本県球磨地方にある28の蔵元の中でも新しい蔵で、「他のマネをしない」「常識に囚われない」を企業理念に、焼酎やリキュール、調味料など幅広く製造・販売しています。 |
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大和一酒造元の蔵内では、地下350メートルから弱アルカリ性の温泉水が湧き続けています。従来、飲用することで健康づくりに役立てられた温泉水。これを焼酎の原料として利用できないかと考案。当初は温泉水が焼酎の製造に用いられた前例がなく、アルカリ性で酸度が弱いため、焼酎に用いることは難しいと考えられていました。国税局の水質検査や酒質テストの厳しい問題にも直面。しかし大和一酒造元は試行錯誤しながら研究を重ねた末に、1986年に『温泉焼酎
夢』を開発しました。 |
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大和一酒造元は牛乳焼酎を製造していることでも有名。代表銘柄に『牧場の夢』があります。 |
球磨地方には昔から、焼酎を美味しく飲む伝統的な酒器としてガラとチョクがあります。ガラはフラスコの胴に注口を付けたような形をし、以前はアルコール度数の強い焼酎をそのままガラに注ぎ温めて飲まれていました。チョクはその形がイノシシの口に似ていることから猪口(チョク)が語源であるとされています。 |
●お蔵見学できます(要予約) | ||
【住所】 |
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●大和一酒造元までの道のり | ||
肥薩線人吉駅より車で約5分、九州自動車道人吉I.C.より約10分 |
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●お蔵訪問する前に | ||
お蔵訪問のための基礎知識を学びましょう。
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