お蔵探訪記
合資会社大和一酒造元

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大和一酒造元 会社外観
「日本唯一」の蔵元へ!大和一酒造元

創業昭和27年、従業員数8名の小さな蔵の大和一酒造元。熊本県球磨地方にある28の蔵元の中でも新しい蔵で、「他のマネをしない」「常識に囚われない」を企業理念に、焼酎やリキュール、調味料など幅広く製造・販売しています。
「大和一」という社名の由来は、「日本唯一」という意味で捉え、他社にない個性を持った商品造りに挑戦したいという想いから付けられました。
1986年に『温泉焼酎 夢』、1999年に『牛乳焼酎 牧場の夢』を開発。2005年に業界に先駆け、焼酎もろみの乾燥・粉体化に成功。その栄養分を活かした調味料『もろみっ娘』を商品化し、さらに焼酎もろみを活かしたリキュール『みんなの夢』を開発しました。常に斬新なアイデアを活かし、個性的な商品開発に挑んでいます。

蔵内に湧く天然の温泉水
蔵内に湧く天然温泉水を使用

大和一酒造元の蔵内では、地下350メートルから弱アルカリ性の温泉水が湧き続けています。従来、飲用することで健康づくりに役立てられた温泉水。これを焼酎の原料として利用できないかと考案。当初は温泉水が焼酎の製造に用いられた前例がなく、アルカリ性で酸度が弱いため、焼酎に用いることは難しいと考えられていました。国税局の水質検査や酒質テストの厳しい問題にも直面。しかし大和一酒造元は試行錯誤しながら研究を重ねた末に、1986年に『温泉焼酎 夢』を開発しました。
 この異例とも言える焼酎造りに各業界が注目し、各メディアに取材報道されている大和一酒造元。現在、全国に愛飲者が広がり体質改善に効果があったなどの喜びの声が寄せられています。

大和一酒造元の牛乳焼酎
牛乳焼酎で製法特許を取得

大和一酒造元は牛乳焼酎を製造していることでも有名。代表銘柄に『牧場の夢』があります。
2004年に製造法の特許を取得。牛乳と温泉水、米を同時に発酵させてもろみを醸造するという独創的な技術が公的に認められました。牛乳は地元の酪農家から仕入れた搾りたての新鮮なものを、温泉水は蔵に湧く天然の弱アルカリ性温泉水を使用。日本でただ一つだけの牛乳焼酎です。
大胆な発想を基に常識を覆すユニークな焼酎を開発する大和一酒造元。多くの焼酎ファンを魅了します。

ガラとチョク
熊本県球磨地方に伝わる酒器

球磨地方には昔から、焼酎を美味しく飲む伝統的な酒器としてガラとチョクがあります。ガラはフラスコの胴に注口を付けたような形をし、以前はアルコール度数の強い焼酎をそのままガラに注ぎ温めて飲まれていました。チョクはその形がイノシシの口に似ていることから猪口(チョク)が語源であるとされています。
球磨地方の古い習慣で、焼酎を飲み始めるとき最初の一杯は決してそのまま口に持っていかず、座っている場所のどこか適当な所に必ず一滴だけを落としてから口にするそうです。これはまず神様に捧げてから御神酒を頂くという信仰から発したものと言われています。是非、球磨焼酎を呑む際に使ってみてはいかがでしょう。


アクセスマップ
九州地図 大和一酒造元へはこちら! ●お蔵見学できます(要予約) 

【住所】
〒868−0083
熊本県人吉市下林町2144
【TEL】0966-22-2610
【FAX】0966-22-2660

●大和一酒造元までの道のり

肥薩線人吉駅より車で約5分、九州自動車道人吉I.C.より約10分

●お蔵訪問する前に

お蔵訪問のための基礎知識を学びましょう。
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