お蔵探訪記
ヘリオス酒造株式会社

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ヘリオス酒造の蔵
ラム酒造りからのスタート

沖縄本島北部、名護市のヘリオス酒造は、1961年創業、ラム酒造りからスタートした蔵元です。「将来食糧難が来た時、五穀に頼らない酒が必要である。沖縄の基幹作物であるさとうきびを用いて酒を造りたい」とする先代の社長の考えが基盤となっています。現在では、このラム酒の他、泡盛、リキュール、ウイスキー、ビール、発泡酒と計6種類を製造する総合酒類メーカーです。
ヘリオス酒造が位置する沖縄県名護市は、水の都と言われ、沖縄本島の水がめとなっています。豊富な水があることから、この地に蔵を建立しました。


蔵に眠る貯蔵酒

蔵に眠る貯蔵酒

ヘリオス酒造の自慢は、石造りの大きな貯蔵庫を2棟所有していることです。庫内には、どこを見ても樽、樽、樽!それぞれ一の蔵、二の蔵と名付けられており、その樽の数は計2600本。代表銘柄『くら』720MLに換算すると650万本もあるのだとか!この樽で貯蔵することにより、高貴な香りと、芳醇な味わいが特徴の泡盛古酒が出来上がります。
現在、100年古酒を造る計画を実行中とのことです。まだ残り80数余年貯蔵が必要です。他の泡盛メーカーも成し遂げていない大事業です。


甕が並ぶ蔵内

古酒とは

沖縄の酒、泡盛。数年間貯蔵、熟成させたお酒を「古酒(クース)」と呼ぶのが本格焼酎とは違う泡盛の一つの特徴です。
1、「古酒」と表示するには
古酒に一般酒(貯蔵期間が3年に満たない泡盛)を混和したもので、かつ、混和後の古酒の割合が51%以上である。
2、「●年古酒」と年数表示するには
全量がその表示年数以上に貯蔵したもの、又は、全量がその年数以上貯蔵した古酒を混和したものに限る。※「全量」というのがポイントです!
(例:3年もの古酒100%→○○3年古酒、3年もの古酒50%&5年もの古酒50%→○○3年古酒)

これは2004年に泡盛業界の自主基準として導入されたものです。それ以前は、「5年古酒」と表示されていても5年古酒がどれだけの割合で混和されているか分からずあいまいにされていました。業界としては、自主基準を導入することにより、古酒の商品価値を高めようとしています。


主窯(ぬーしがま)

甕にもこだわる泡盛造り

約600年の歴史を誇る泡盛の伝統的な熟成容器に甕があります。ヘリオス酒造では、平成15年沖縄本島南部の八重瀬町のヘリオスブルワリー内に甕を製造する施設「主窯(ぬーしがま)」を完成させました。甕の素材、土選びからこだわり、手間と時間をかけて登り窯で甕を造っていきます。原料の土は沖縄県産のみを使います。土地に根付いたヘリオス酒造の酒造りの理念がここでも生きています。
長い年月をかけて甕に酒を寝かせておくことで、甕に含まれている鉄分、カルシウム、マンガン、ミネラル等の土の成分が熟成にとって欠かす事の出来ない重要な役割を果たすと言われています。

アクセスマップ
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●お蔵見学できます

【住所】〒905-0024
沖縄県名護市字許田405
【TEL】0120-41-3975(フリーダイヤル)

●ヘリオス酒造までの道のり

沖縄自動車道許田ICより5分弱

●お蔵訪問する前に
お蔵訪問のための基礎知識を学びましょう。 お蔵訪問トピックス

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