お蔵探訪記
久米仙酒造株式会社

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平良 恭秀(たいら やすひで)さん
久米仙酒造株式会社 統括常務

「久米仙」泡盛を広げるために、全国津々浦々を飛び回っている平良常務にお話を伺いました。

 
泡盛の良さ
泡盛の良さを教えて下さい。
「熟成させるとさらにまろやかさが増す点が優れていると思います。
また、沖縄という地域が持つ独特の良さがあると思います。泡盛というお酒は沖縄の風土から生まれるもの。本土の芋焼酎には負けないぞと思います。」



平良 恭秀 さん
特措法対策
 

現在、泡盛の沖縄県内価格は沖縄特別措置法(特措法)によって、本土より泡盛にかかる酒税が低く設定されています。そのため本土より安い価格で流通しています。1972年の本土復帰に伴い、設けられたものでこれまで5年ごとに更新されてきました。
「今の特措法の期限は2012年までです。その後はもう更新されることはないと思います。そうなると、他のお酒との競争は激化することが予想されます。それに打ち勝つ力を持っていなければなりません。経営面、商品力全てにおいてです。
業界内においても危機感を持つ声は多いものです。そこで業界全体で古酒蔵を造る計画を進めています。税金を軽減されている分のお金からいくらか持ち寄る形で積み立てています。」

出荷を待つ泡盛
樽貯蔵の元祖
 古酒造りに重宝される「樽」。樽貯蔵の泡盛は樽香も加わり、より個性あふれた美味しい泡盛に仕上がりますね。
「当社は、樽貯蔵を他のメーカー様より先駆けて行いました。当初は、限られたルートで販売していました。以前はアルコール度数35度で商品化していましたが、より多くの人に飲んで頂きたいと思い、飲み易い25度を発売しました。」

樽が並ぶ蔵内
今後の抱負
 

今後の抱負を聞かせて下さい!
「今後は一般のご家庭にもっと浸透させるべく、売り込んでいきたいと思います。一升瓶やパック製品に力を入れていきます。パックの需要はここ数年で増えてきました。
 また、引き続き古酒造りにも力を注いでいきたいです。貯蔵タンクも増やしている最中です。」


久米仙看板
                                                    

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