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※今回は、 新里酒造の新里修一様と宮城覚様をご紹介します。 | ||||
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5代目、お父様の故・新里 肇三(ちょうぞう)氏の後を引き継ぎ、社長に就任された現在54才の新里修一様をご紹介します。趣味はギター弾き。昔から慣れ親しんでいるそうです。 | |
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社是に「和醸良酒」=「良い酒は和をもって醸す」を掲げる新里酒造。込められた想いを聞かせて下さい。 | ![]() |
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2006年7月には新工場が完成しました。「琉球」「かりゆし」の文字が目を引きます。 | ![]() |
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新里酒造は、2003年、ビール大手メーカーのサントリーと業務提携。『美ら島(ちゅらじま)』が誕生しました。 「サントリーさんにお願いをしたのは、安売りをせず、適正価格で商品を扱って欲しいということでした。泡盛のブランドを守るために大切な事なのです。 サントリーさんからは製造面、品質管理について等、様々な面で指導がありました。工場の衛生管理については特に厳しい基準を持たれており、我々もそれをクリアする必要があったのです。 こういった面において、サントリーさんから学ぶことは多く、その後の新工場の新設の際に大いに役に立ちました。」 | ![]() |
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泡盛業界に革命をもたらした「泡なし酵母」(※詳細はお蔵紹介参照)を開発した新里社長!詳しくお聞かせ下さい。 「泡盛の生産量を飛躍的に増やす事が出来ました。これなしには、今の生産量は不可能だったと思います。始めは本当に発酵しているのか不安もありました。」 開発された酵母の名前に、新里社長自身の名前を盛り込めば良かったのでは・・という半冗談交じりの声が当時、社内であったそうです。社長の1年に渡る研究の末に生まれた「泡なし酵母」。これを自社で一人占めすることなく、他の泡盛メーカーにも提供している点には、泡盛業界を牽引している姿がうかがえます。 | ![]() |
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現在43歳、製造の総指揮官、宮城工場長にお話を伺いました。 | |
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| 以前は大阪で働かれていたという宮城工場長。故郷、沖縄にUターンして新里酒造で製造に携わるようになりました。この蔵の良さを教えて下さい。 「最高品質の泡盛造りを目標に、皆で頑張って取り組んでいる事です。その成果か、泡盛鑑評会において、過去6年間のうち5回、県知事賞を受賞しました。沖縄には47社もの蔵元がある中で、ここまでの評価を頂いたのは有り難いことです。昨年もベスト5蔵元にもランクインしました。この結果は自信に繋がります。」 |
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| 若い製造部社員のお父さん的存在の宮城工場長(ご本人は否定しますが・・笑)。造りについて苦労することをお聞かせ下さい。 「夏場の工場は、温度が40度くらいまで上がり、とにかく「暑い」の一言に尽きます。まるで蒸し風呂状態なのです。扇風機を使っても吹く風は『ぬるま湯』ならぬ『ぬるま風』なんです。一日にTシャツ4〜5枚は着替えます。中にはふんどし姿で作業にあたる社員もいるんですよ〜 造り作業は、1ヶ月単位で予定を決め、担当社員を割り当てます。」 |
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![]() | 今後の抱負をどうぞ! 「古酒の安定供給に努めたいと思います。泡盛は長期に渡って熟成することで、香りが深まり、味がまろやかになるのです。 また地域に密着した蔵元、そして開かれた蔵元として、地域のイベントに積極的に参加していきたいです。新里酒造の泡盛を今後ともご愛顧お願いします!!」 |