明治5年、自然豊かな大分県野津町にて創業した藤居酒造。社是である「和醸良酒(わじょうりょうしゅ)」の心、上質の酒造りを常に追求する姿勢は創業当時のままです。酒蔵近くの潜龍梅(せんりゅうばい)に咲く梅の花の勢いの強さに感動した初代が命名した代表銘柄『龍梅』をはじめとして、清酒・焼酎ともに県内外から高い評価を得ています。焼酎乙類への本格的取組みを開始したのは昭和56年のこと。同時に関東・関西への販路も拡大しました。現在、年間製造石数は焼酎:20,000石、清酒:20,000石の蔵元です。 |
|
藤居酒造では、焼酎を育む場を様々な場所に展開しています。平成8年に本社工場を蔵置場として、新工場を南町工場として増設しました。(稼動は平成9年)。現在では、明治蔵、大正蔵共に当時の姿を残した本社工場は主に樽貯蔵庫として、その馥郁たる味をさらに熟成させた焼酎を貯蔵しています。 平成13年には、山間に風情と神秘あふれる「洞窟貯蔵庫」を完成させ、多くの上質な原酒の貯蔵・熟成を進めています。 |
|
環境に優しい企業を目指す藤居酒造は、平成11年にカナダのオンタリオ州オーガニック作物生産加工業者(OCPP)社から「国際オーガニック認証」を取得。有機認定を受けることはたいへん難しく、原料麦はもちろん、製造工程、貯蔵方法、瓶詰めに至るまで、厳しい審査があり、取得後も徹底管理が必要なものです。さらに平成12年には「ISO14001認証」を取得し、酒を造るメーカーとして、環境整備にも意欲的に取組み、さらなるチャレンジを続けています。 ※国際オーガニック認証とは・・・ アメリカを代表する民間オーガニック認証機関QAI(クオリティー・アシュアランス・インターナショナル)が発行する認証です。QAIは、持続可能な農業を目指すポリシーを持って作られたオーガニック製品—農作物・同加工食品などの価値を認証するために作られた機関です。オーガニック製品の価値を高め、伸ばし、守ることを目的としています。南北アメリカ、カナダ、アジアで直接的な検査・認証活動を展開するとともに、EUとの貿易においても認証提携し国際的活動範囲を広げています。現在、600以上の農家、流通業者、加工業者を検査・認証し、さらにその傘下で認証を受けている1000以上の企業を合わせると世界的にも最大規模の認証機関のひとつです。 ※ISO14001とは・・・ 1992年ブラジル・リオで180ヵ国以上の国家代表が参加して開催された通称地球サミット(地球環境会議)において地球環境問題が議論され、人類の子孫に豊かで明るい地球環境を伝承する願いを込めて行動計画「アジェンダ21」が採択されました。この地球万民の願いが集約されたアジェンダ21を的確にフォローする目的で1996年9月に制定されたのが、国際標準化機構(ISO)が定めるISO14000s(シリーズ)「環境マネジメントシステム規格」です。ISO14000sのうちの中核となるISO14001は、環境マネジメントシステム(EMS)をどのように構築すればよいかを定めた仕様書です。現在では、環境問題に積極的に取組む企業には必須の認証となっています。 |
|
大分県の民話の代表格である「吉四六さん」は江戸時代初期に、ここ大分県野津町野津市に生まれ、今も尚、人々に愛され続けています。年貢のとりたてに苦しむ庶民の味方で、相談役となりとんちで人々を救ったと伝えられています。ここ野津町では、吉四六さんにまつわる観光地は多くの人で賑わい、様々なイベントが催されています。 |
●お蔵見学できます | ||
【住所】〒875-0201 |
||
●藤居酒造までの道のり | ||
米良インターより車で約30分。 | ||
●お蔵訪問する前に | ||
お蔵訪問のための基礎知識を学びましょう。 お蔵訪問トピックス |