合名会社 久家本店

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            ※今回は、久家本店(くげほんてん)杜氏の大田修さんと常務統括部長の赤嶺元則さんをご紹介します。

 
大田 修(おおた おさむ)さん
久家本店 杜氏
蔵をまとめる大黒柱 
久家本店の杜氏、大田修さんは、平成11年に杜氏に就任されたそうだ。「こちらにお世話になるようになって7年目です。」と明るい笑顔で蔵を案内して下さいました。平成15年の熊本県国税局酒類鑑評会では、焼酎の部、清酒の部とも見事入賞を果たし、代表として表彰もされた実力派である。焼酎も清酒もその造りに対する情熱は同じ、そういう気迫を感じさせてくれる杜氏だ。 実力派杜氏 大田さん
香りへのこだわり
良いものが出来た、そう感じる時はやはり「香り」がポイントだそうだ。「香りが悪いと味も悪いですね。良いものは香りが素晴らしく良い。」大分は、麦と麦麹で造る100%麦の焼酎が主流だ。香りは爽やかで、ライトでまろやかな味が堪能出来る。但し、久家本店ではイオン交換はしない。「この麦の爽やかで甘い感じ。麦感を大切にするために、当社ではイオン交換はしません。イオン交換するとマイルドにはなるが、持ち味はなくなります。常圧蒸留であればさらに香りが良くなります。」 麦蒸しの風景
喜び
常蔵という新商品が出たんですが、評判がいいんです。私が飲みに行って、『これうまいですよ』と常蔵を勧められるのが嬉しいんですよ。それを造っている人間とは明かさないんですけどね。」と嬉しそうに笑う大田さん。久家本店には、焼酎と清酒どちらとも造っているけれどどちらをよく飲みますか、と訊ねると「ここは魚が美味しいから清酒ですね。でも、ちょっとつまみがポピュラーになった時は焼酎を飲みます。」とのこと。さすが! 焼酎を造る喜びを語る大田さん
健康第一
  「造りの際、一番気遣うのは自分の体調、健康です。やはり自分が最高の状態でないと美味しい物はつくれません。」と断言する大田さん。やはり手造りで行う作業の場合は、自分のこれまでの経験とカンが頼りになるという。そのカンを研ぎ澄ます一瞬一瞬の為に、常に最高の健康状態でいるよう心掛けているそうだ。杜氏が最高の状態で造る最高の焼酎。ぜひ飲んでみる価値ありです。

「造りの際、一番気遣うのは自分の体調、健康です。」と語る大田さん

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赤嶺 元則(あかみね もとのり)さん
久家本店 常務統括部長
貯蔵へのこだわり
久家本店は、最低一年熟成しないと商品化しない、それが基本思想として根付いている。「小さい蔵だから出来るんです。全商品最低一年熟成させます。ですから現在私共のタンクは熟成している焼酎で満杯です。そうですね、約2年分はあります。」貯蔵倉庫を拝見させて頂いたが、所狭しとタンクと樽が並んでいた。シェリー樽の香りも心地よい。「シェリー樽で貯蔵すると、綺麗な琥珀色になるんですよ。味も樽の旨みと溶け合ってそれは素晴らしい物になります。」と貯蔵樽を優しく撫でて赤嶺常務は言います。 貯蔵へのこだわりを語る赤嶺常務
蒸留へのこだわり
「大分の麦焼酎の中でも減圧蒸留・イオン交換が主流の中、当社は、減圧蒸留のみ行っております。イオン交換すると麦感が薄れてしまい、もったいないからです。さらにそれを熟成してみると持味が増すんです。分母として減圧蒸留・イオン交換は多いけれども、当社の独自のこだわりを追求し、多くの方に飲んでもらえるよう努めていきたいと思います。」 蒸留へのこだわりを語る赤嶺常務
焼酎と清酒
現在、久家本店の焼酎年間製造石数は1,500石。清酒も1,500石と1対1の割合になっているそうだ。「気が付いたらこういう比率になっていました。昔、臼杵の税務署管内には10社程清酒を持っている蔵がありましたが、現在は当社だけです。これからも大切に伝統を守り続けていきたいです。」 「これからも大切に伝統を守り続けていきたい。」と語る赤嶺常務
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