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※今回は、三和酒類の社長熊埜御堂宏實様と、いいちこ日田蒸留所の都瑠敬文様をご紹介します。 |
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親しみやすい笑顔で取材陣を迎えて下さった熊埜御堂社長。試行錯誤を重ねて、現在のような飲みやすい麦焼酎を造り出したそうです。麦焼酎、そして三和酒類の名を全国に広めた立役者の一人です。焼酎に対し真剣に考え、明確なビジョンを持って製造に携わっている様子が伝わってきました。 | ||
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「焼酎造りにおいて大切なことは、品質にこだわることです。特に原料にこだわっています。基礎となるものですからね。おいしいお酒をいつも追求しています。」 また、「焼酎は日本の文化の一つだ」とおっしゃっていました。 「日本食と共に、味わって欲しいです。他の海外のお酒が、食前酒や食後酒として飲まれることが多い中で、焼酎はおいしい料理と一緒に楽しめるものです。世界に出ても、差別化を図れるお酒ではないかと思います。」 日本には、ざっくばらんに語り合いながら旨い料理と焼酎に舌鼓を打つという文化がありますね。焼酎を広い視点で捉えられていることに感銘を受けました。 |
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最近では焼酎を飲む人が増えていますが、なぜ多くの人に受け入れられるようになったと思いますか? |
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最近は本格焼酎ブームといわれ、焼酎を飲む人が増えています。それについてお話を伺いました。 「ありがたいことです。但し、一気に生産を増やすことはできません。品質が落ちてはいけませんから。我々は、よりいっそう品質を磨くしかありません。」と熊埜御堂社長がぴしゃりとおっしゃいました。酒造りの基本を忠実に守っていることが伺えます。美味しい酒を造る秘訣はここにあるのだと感じました。 |
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三和酒類株式会社製造部 日田蒸留所 所長 | ||
今春からの、一般公開を成し遂げたいいちこ日田蒸留所所長の都瑠敬文さん。先頭に立って、準備を進めてこられました。いいちこの酒造りを知って欲しいと、さまざまなアイデアを練られたそうです。 お酒は何でも好きという都瑠所長にお話を伺いました。「いろんなタイプのお酒がありますが、『いいちこ』の持つ香りと味のバランスは世界に誇れる!そんな自信を持っています。」と満面の笑みでおっしゃっていました。 |
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敷地内には、復元した竪穴式住居も公開されていました。 「弥生時代、この辺りは初めて人が住んだ所だと言われています。昔から食べ物や水が豊富にあった恵まれた環境だったということです。そんな場所で、我々は焼酎を造らせてもらっているという土地への感謝の気持ちを忘れないようにしています。」 |
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2004年4月より、一般公開が始まった日田蒸留所。 |
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「度数を自分で調整できることです。『いいちこ』においても特定の飲み方はないので、お客様の好きなように飲んで欲しいですね。」
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「本格焼酎とは、『安くてうまい』『庶民性がある』ことです。」 |