天山酒造株式会社 

名 前:浦野 春視 
生 年:昭和5(1930)年
出身地:佐賀県
温故知新

どこまでも緑の稲田が続く佐賀平野は、日本でも有数の米どころとして知られています。その北側を走る山波のなかでひときわ堂々とした山容を見せるのが、秀峰「天山」(1,046メートル)です。今回の蔵元様は蔵元名に山の名前を頂戴している、つまり「天山酒造」をご紹介致します。

この天山酒造様を訪れてまず目を引くのが、「天山」と蔵のすぐ前を流れる「祗園川」です。祇園川は天山山系の水を集める清流として知られています。源氏螢の発祥地であり、全国有数の螢の名所として親しまれるほど。毎年5月下旬から6月上旬にかけて数万匹の蛍が乱舞し、幻想的な美しさをみせてくれます。また、同じ水系の清水の滝は、日本の名水百選にも指定されています。「この川は、酒造りに悪影響を及ぼすと言われている鉄分が限りなく0(ゼロ)に近いんですよ」浦野杜氏。この道約50年の蓄積をお持ちの杜氏さんです。更に特徴を伺ったところ、「この川は、水の硬度が高いため仕込み中の発酵を促進してくれる働きがあります。」と話して頂きました。硬水は骨太でコクがあるそうです。「銘酒あるところに名水あり」の言葉通り、天山の水は、酒造りにもってこいの水なんです。

また、更に私の目を引いたものは、玄関先に飾ってある蔵元のシンボルの一つ「酒林」(さかばやし)です。周囲5メートル・重さ300キロの巨大な大玉は2トンの杉の葉を束ねたものです。青々とした葉が茶色に色付く移り変わりが酒の熟成を意味し、また新酒が出来たことをお知らせする役割もあるそうです。その大きさにとてもびっくりしてしまいました。伝統を守りつづけている証拠ですね。(その画像は、トモちゃんのお蔵訪問記を見て下さい)

「天山酒造」というと、清酒蔵というイメージを持つ方が多いかもしれません。「清酒造りの長年の経験と技を生かして良いもろみ、良い香りになる焼酎を造ってみたかった。」という浦野杜氏。しかしそれでも試行錯誤を重ねながら、清酒造りに必要な丁寧さ・キメ細やかさが十分に発揮された焼酎を造る事ができたそうです。その名も「温故知新」(古きをたずね新しきを知る)。蔵内で15年という長い歳月をかけてゆっくりと熟成させた本格麦焼酎です。
この大自然に囲まれ、空気・水が澄んでいるこの蔵ではどんな焼酎造りが行なわれているんでしょうね。あなたもトモちゃんと天山酒造様に訪問してみましょう。

[トモちゃんのお蔵訪問記]が見れなかった方は、上のボタンをクリックして、表示された画面の「自動インストール」(黄色ボタン)をクリックして下さい。

天山酒造株式会社
 〒845-0003 佐賀県小城市小城町大字岩蔵1520
 TEL:0952-73-3141 FAX:0952-72-7695
九州自動車道 佐賀・大和インター降りて
            小城方面へ15分