●泡盛
沖縄諸島の特産焼酎。
原料はタイ米で、製造法の特徴として、[1]黒麹菌の使用、[2]全麹仕込み、[3]熟成による酒質の古酒化という3つが挙げられます。
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実はたくさんあります!誰かに教えたくなる!焼酎の原料について
沖縄諸島の特産、泡盛。原料はタイ米で、製造法の特徴として「(1)黒麹菌の使用、(2)全麹仕込み、(3)仕次ぎという独特の方法で古酒を造る」の3つが挙げられます。特徴ある酒、泡盛に関する疑問にお答えします。
Q、なぜ泡盛に黒麹菌が使われるのでしょうか?
A、黒麹菌が持つ特徴の一つに、酸を多く造り出すことが挙げられます。これは気温の高い沖縄で、泡盛のもろみを腐らせる雑菌から守ってくれる大切な働きをしています。
続きを読む 泡盛Q&A(1)
●粕取焼酎
焼酎は麦・米・芋・黒糖、そして泡盛、その他にも色々な原料がありますが「粕取焼酎」を聞いたことはありますか?
粕取焼酎の「粕」とは酒粕のことで、清酒を造る上で出てくる酒粕を蒸留して造られるのが粕取焼酎です。そのため、多くは清酒を造っている蔵元で造られています。
続きを読む 粕取焼酎
2003年頃からの焼酎ブームにより全国で芋焼酎の品不足が相次いだ事があります。そんな芋焼酎、また芋の原料に関する疑問にお答えします。
Q、なぜ芋焼酎が供給不足となるの?
続きを読む 芋焼酎Q&A
黒糖焼酎はサトウキビから造られ、奄美諸島だけが造ることを許されているお酒です。
Q、黒糖焼酎を造る蔵はどれくらいあるのですか?
A、酒税法では、黒糖と米麹を原料にして焼酎を造ることを奄美諸島のみでしか認めていません。
現在、奄美大島10、喜界島2、徳之島7、沖永良部島7、与論島1の5島計27製造場(※)で造られています。
国内最古の蒸留酒、泡盛。米を麹にして、この米麹と水だけを原料に全量一度に仕込んで発酵させ、単式蒸留器で蒸留したお酒です。
アルコールや添加物を加えない100%天然醸造なので、飲み口爽やかな芳醇な香りと深いコクのある味わいが特徴です。
そんな泡盛の素朴な疑問についてお答えします!
Q、泡盛の名前の由来は?
A、沖縄では、17世紀末から泡盛と名前が付けられる様になりました。当時、泡盛は本土の焼酎より度数が強く、注ぐ時に泡立つことから泡盛の名が生まれたという節があります。
芋焼酎と一口に言っても、様々な種類の原料芋からバラエティーに富んだ焼酎が造られます。
代表的なものは、「黄金千貫(コガネセンガン)ですが、その他にも様々な種類があり、その違いが焼酎の味わいにも反映されます。
今回は、芋原料の品種について調べてみましょう!
●黄金千貫(コガネセンガン)
続きを読む 芋焼酎の品種
たくさん存在するお酒の中で、本格焼酎は芋・米・麦・黒糖・とうもろこし等、多くの原料由来の酒質を判別することが出来ます。
それではなぜ焼酎は多くの原料があり、その特性を生かすことが出来るのでしょうか?
まず、昔、清酒を造る際の米はとても貴重でした。特に米の栽培に不向きな薩摩地方はなおさらでした。
また、南九州の気候が温暖で、清酒造りに適さなかったためもろみが腐敗しないような酒造りをしてきましたが、他県の清酒は南九州の清酒と比べ物にならない程発展していきました。
ならば旨い焼酎を造ってやる!そんな中で麹と水だけで仕込む1次仕込みと、主原料を発酵させるという理想的な2次仕込みという画期的な開発によって、数多くの原料を利用する焼酎造りが可能になりました。
同じ蒸留酒のウイスキー・ブランデーは原料が麦・ぶどうだとは思えませんよね?
しかし、本格焼酎は、1回蒸留なので原料の味の成分を多く含んでいるので、原料由来の酒質を判別することが出来るというわけです。