なぜ焼酎にはいろいろな原料があるの?

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たくさん存在するお酒の中で、本格焼酎は芋・米・麦・黒糖・とうもろこし等、多くの原料由来の酒質を判別することが出来ます。
それではなぜ焼酎は多くの原料があり、その特性を生かすことが出来るのでしょうか?

まず、昔、清酒を造る際の米はとても貴重でした。特に米の栽培に不向きな薩摩地方はなおさらでした。
また、南九州の気候が温暖で、清酒造りに適さなかったためもろみが腐敗しないような酒造りをしてきましたが、他県の清酒は南九州の清酒と比べ物にならない程発展していきました。

ならば旨い焼酎を造ってやる!そんな中で麹と水だけで仕込む1次仕込みと、主原料を発酵させるという理想的な2次仕込みという画期的な開発によって、数多くの原料を利用する焼酎造りが可能になりました。

同じ蒸留酒のウイスキー・ブランデーは原料が麦・ぶどうだとは思えませんよね?
しかし、本格焼酎は、1回蒸留なので原料の味の成分を多く含んでいるので、原料由来の酒質を判別することが出来るというわけです。