酎ハイの定義

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「酎ハイ」と言えば、焼酎をお好みの果実で割ったものと思われがちですね。しかし、お店で酎ハイの成分表示を見てみましょう。実は焼酎は使われていないものが多いことに気付きます。

そもそも「酎ハイ」は、「焼酎ハイボール」の略。焼酎を炭酸水で割ったものという語源があります。しかし今ではその語源も薄れ、「焼酎」カテゴリーというより、カクテル・梅酒等と同じ「低アルコール飲料」に分類されるようになりました。

「酎ハイ」は、酒業界としての定義はなく、「手軽に楽しめるアルコールが弱いお酒、果汁を楽しめるお酒」として世間に認知されるようになっています。酒税法にも「酎ハイ」という定義はなく、リキュール類として課税されています。

現在では無味無臭のウォッカなど、スピリッツの蒸留アルコールをベースにしたものも含めて酎ハイと呼ばれるようになっています。フレーバーや果汁、お茶等をミックスしたものもあります。サワーと呼ばれる場合もあり、厳密な区分や規定はありません。

【酎ハイをおいしく飲む割合は】

●スタンダードな酎ハイ●
焼酎1、ソーダ水4
居酒屋やバーでは、この割合が多い。お酒に強くない人も、この割合なら飲めるだろう。

●ちょっと濃いめの酎ハイ●
焼酎1、ソーダ水2
この割合の居酒屋も多い。焼酎の味がしっかり出るのがこの割合。お湯割りの基本的な割合とあまり変わらない。

●生の果汁を入れる●
酎ハイの基本の割合に、レモンやグレープフルーツなどの搾りたての果汁を入れる。居酒屋の人気メニューの一つ。

●ジュースで割る●
焼酎1、ジュース0.5、ソーダ水1.5または3.5
カルピスやジュースなどで割る時は、この割合がベスト。これ以上ジュースの割合を多くすると、甘くなってしまう。

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