焼酎の保存

LINEで送る

焼酎の良さの一つに、保存方法(保管方法)が簡単であることが挙げられます。
ウイスキーやブランデーと同じ蒸留酒である焼酎は保存において、それほど神経質になる必要はありません。対して清酒、ワインなどの醸造酒は、保存方法に注意を払わなければ、色が変わってしまったり、味が悪くなってしまいます。
とはいえ、焼酎においてもいくつかの保存のポイントがあります。正しく保存し、常に美味しい焼酎を飲みたいものですね!

〜本格焼酎、保存のポイント〜

①直射日光と極端に暑いところは避ける
温度変化が生じない、冷暗所にて保管するのがベストです。

②瓶は立てて置く
横にすると空気に触れる部分が多くなります。必ず立てて保存しましょう。

③長期保存する時は・・
製造年月日、もしくは購入日を書いて、ダンボールに入れたり、新聞紙に包んで立てた状態で暗いところで保存すると良いでしょう。特に透明の瓶は光に弱いので蛍光灯の光を遮る注意が必要。

④飲み残したら・・
瓶の中により多くの空気が入りますので酸化しやすいのですが、清酒やワインほど早く飲みきらないというわけではありません。ご安心を!

⑤保存していた焼酎を飲む時は・・
表面にフーゼル油が浮いてて1杯目の味が変わっていることがあるので、軽く瓶を上下に振って馴染ませると良いでしょう。

開栓した焼酎はどのくらい持つのか?
口に含んでみて、味や香りなどに問題がなければ大丈夫です。通常では3ヶ月から半年ぐらいはあまり味が変わらずに飲めます。大切なのは保管状況です!ただし、焼酎の中には無ろ過を謳う商品もあります。無ろ過製品は、焼酎に含まれるフーゼル油が多く、変質しやすい場合があります。

参考:「うまか芋焼酎のすすめ」沢田貴行・監修(学習研究社刊)