※焼酎粕を固液分離花酵母とは花から分離した酵母で、花酵母を使用した焼酎を花酵母焼酎と呼びます。
花酵母は、東京農業大学短期大学部醸造学科酒類学研究室の中田久保教授が野生の花から採取し、分離・培養に成功。その香りの良さから清酒に使用されていました。
■花酵母焼酎の特徴
今では麦焼酎や米焼酎にも広く使用され、全国各地の蔵元で花酵母焼酎が製造されています。花酵母は従来焼酎に存在する様々な香りや味の個性をより増幅促進する性質を持っています。そして特徴は何と言ってもフルーティーな香り!現在ではベコニア・ツルバラ・アジサイ・ツツジ・ナデシコ・シャクナゲ・アベリアなど多彩な花々から採取され、それぞれ個性豊かな香りと味わいを醸し出します。
■手間を掛けて造られる花酵母焼酎
花酵母は麹が作り出す酸に対して抵抗力が弱い為、発酵力が弱く焼酎に使用するにはもろみ管理が困難と言われます。香りが逃げない様に低温でゆっくりと発酵させ、持ち味を最大限に引き立たせるよう時間を掛けて仕込むなど、手間を掛けて造られます。
是非、個性豊かな花酵母焼酎をご賞味しては如何でしょう。