原酒とは

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「原酒」とは、蒸留後に水や他の焼酎を一切混ぜず、かつアルコール度数が36度以上のものを言います。すなわち蒸留したての焼酎のことです。

出来立ての原酒は、麦焼酎や米焼酎の場合は43〜44度、芋焼酎の場合は37〜38度が一般的です。
数種類の原酒をブレンドした後、割り水を加えアルコール度数を25度前後に調整してレギュラー酒となります。

原酒はアルコール度数が高いため、味は荒々しく、独特の強い香りやクセがあり、飲んだ時に迫力があります。
しかし、焼酎の個性そのものが凝縮されていてレギュラー酒とはまた一味違う魅力があります。

飲み方としては原酒そのものの味を楽しむために、まずはストレートで飲んでみるのがおすすめです。ショットグラスなどで、少しずつ口に含みグッと飲み干しましょう。

〜究極の高いアルコール度数、初垂れ〜
蒸留して最初に出てくる焼酎原酒のことを「初垂れ(はなたれ)」「初留」と言います。
初留はアルコール度数が最も高く、44〜60度(※)ほどあります。
初垂れだけを集めた焼酎もありますが、多くは採取出来ないため、多少割高に売られています。
濃縮された豊かな香りと、口に含んだ時にカーとなる刺激が魅力です。
アルコール度数が高いので冷凍庫に入れても凍りません。キンキンに冷えて、トロトロした状態になります。飲めばスカっとする爽快感が楽しめるでしょう。
冷凍庫で冷やして飲む方法を「パーシャルショット」と言い、度数の高い焼酎では人気の飲み方です。

※45度を越えると酒税法上、単式蒸留焼酎(焼酎乙類)ではなく、スピリッツに分類されます。