泡盛と古酒
泡盛は国内最古の蒸留酒です。米麹と水だけを原料、全量一度に仕込んで発酵させ、さらに単式蒸留器で蒸留するものです。
泡盛の魅力の一つに「古酒」があります。古酒は寝かせるほどに、芳醇でまろやかな味と香りがいっそう増します。クースとも呼ばれています。
「古酒」と冠するには、条件があります。
〜泡盛、古酒とは〜
〇「全量が貯蔵3年以上の泡盛」と定義されています※。
「古酒」と表記されたものは100%古酒ということで安心ですね。
〇また、年数表記された古酒の場合は、全量がその表記された年数以上貯蔵されている必要があります。
例)3年古酒と5年古酒をブレンドした場合→3年古酒
※以前の規定では3年以上熟成させた泡盛が全量の50%を超えていれば「古酒」と表記することが可能でした。しかし、平成27年に施行された「泡盛の表示に関する公正競争規約」の改正にともない、「古酒」と表示するには『全量が泡盛を3年以上貯蔵したもの』が条件となりました。
(但し、平成27年以前に詰口された泡盛は以前の基準で「古酒」と表示されている場合があります。)
まろやかで芳香豊かな味わいを楽しむにはストレートやロックがおススメですが、水割りや泡盛のおいしい飲み方もぜひお試しください!