ボジョレー・ヌーヴォーは、フランス・ブルゴーニュ地方のボジョレー地区でその年に収穫されたぶどう(ガメイ種)を使用し醸造された新酒の事を言い、毎年11月の第3週の木曜日に一般販売が解禁されます。
もともと生産者がその年のぶどうの出来を確かめるのと、収穫祭を兼ねてボジョレー地区で楽しまれていた「地酒」のようなものでしたが、時を経るにつれて世界中に広がりました。
中でも日本は、時差の関係で、解禁日が世界の中でも早くやってきますので、他国に比べて盛り上がりがすごいですね!
ボジョレー・ヌーヴォーは、「マセラシオン・カルボニック」という醸造法をしています。
通常のワインは、ぶどうを種ごと破砕して発酵させますが、ヌーヴォーはぶどうをそのままタンクの中に入れていきます。すると、下の方のぶどうが重みでつぶれていき自然に発酵が始まるようになります。
この製法で造られたワインは渋みがなくフレッシュな味わいをしています。飲む前に1時間ほど冷蔵庫で冷やすとより楽しめます。
また、ヌーヴォーは寝かすタイプのワインでは無いため、ご購入後は早めに飲むようにしましょう。
さて、それでは、2014年のボジョレー・ヌーヴォーの出来はどうだったのでしょうか!?
ボジョレーでは、9月末に収穫が終了した。
シーズンの初めは暖かく乾燥していて、続く春は日照に恵まれ、開花は最適な条件の中で進んだ。夏は少し雨が多かったが、ぶどう樹に必要な水分をもたらし、かなり涼しかったために、素晴らしい衛生状態を保つ事ができた。最後に晩秋は良く晴れ、夜間は涼しかった。
ぶどうはよく熟しており、フレッシュで糖分があり、果皮が厚く色が濃い。天然アルコール度も高い。
「果汁の発酵はうまく進み、ワインには、アロマの見事な強さがある。タンニンは絹のように滑らかで、とても繊細で完璧に溶け込んでおり、2014ヴィンテージにストラクチュアと味わいの長さをもたらし、エレガンスにあふれている。」
※ボジョレーワイン委員会プレスリリースより 一部抜粋
かなり期待の持てる年のようですね!
0時とともに口にされた方、味わいはどうでしたか?
今から味わう方、料理にもちょっとひと手間かけて、今年のヌーヴォーを楽しみましょう♪