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お屠蘇にまつわる話

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12月も半ばを過ぎ、慌ただしくなってきましたね。
みなさん、来年のお正月の計画はたててますか?

お正月のお酒と言えば、お屠蘇!
地方によって違いがあるようですが、西日本では“屠蘇散”という生薬(漢方)を調合したものをお酒に漬け込んで元旦に飲んだり、年始のご挨拶にお客様に出したりします。

この「屠蘇」には諸説ありますが、だいたいは「邪気を払い(屠る)、魂を蘇らせる」という意味があるのだそうです。
もとは中国の三国時代の名医が、災難厄除けの為に生薬を調合してお酒に浸して飲んだのがはじまりで、平安時代に日本に伝わり、宮中の正月行事のひとつとして取り入れられたとされています。
そして、江戸時代に世間に伝わり、現在の私たちの正月行事として定着しました。

行事とはいえ、日本酒を飲むのが苦手、という方もいらっしゃると思いますが、屠蘇散をみりんに漬け込んで飲むという方法もあります。
みりんは日本酒より甘みがありますので、女性でも飲みやすい味になります。
日本酒にみりんを混ぜて好みの味に、という事もできます。
この時使用するみりんは、もち米と米麹、焼酎のみで造られた上質なみりんを使用します。

その他、地元ならではのお酒に漬け込む地域も。
熊本では、赤酒
鹿児島では、黒酒
という、灰持酒という地酒を使ってお屠蘇を入れるのが一般的です。

めでたい行事ですので、自分に合った美味しいお屠蘇を入れて飲みたいですね。

ちなみに九州では、赤酒や黒酒は飲用のほか、料理酒として広く使用されています。アミノ酸、ビタミン、ミネラル等を多量に含み、ご家庭や料理人さんの間でも無くてはならないお酒として愛用されています。

  1. 赤酒使用、鶏肉のエリンギバター炒め
  2. 赤酒使用、ふんわり明太玉子焼き
  3. 黒酒使用、チーズと大葉のササミロール