町のおもしろい酒屋さんを訪ねてご紹介します「ちかっぱあるね、よか酒屋」
今回は、福田酒店を訪問しました。
福岡県大野城市、下大利の旧駅前の一角に福田酒店はあります。
店先ではタヌキのはく製が出迎えてくれました。
これは、先代が亡くなられた時に遺品の整理をしていて出てきたので何気なく店先に飾ったところ、店の前を通る人が目をとめるようになったのだとか。
福田酒店は、特に福岡のお酒の品ぞろえに力を入れてあります。店内には厳選された福岡のお酒がズラリ。
商品というのは中身はもちろんのこと、その前に手に取ってもらわなければいけないとの事で、ラベルは大事だとおっしゃる大将。
ブランディングが必要であると伺いました。
ワインの品ぞろえも充実。お客様との対話も弾みます。
福田酒店のあちこちで目にするのが、現在お店の公認キャラになっているタヌキちゃん。その名も“福ダヌキ”!
大将が気に入ったパン屋さんに訪ねて紹介してもらった福岡のデザイナーさんに、店先に飾ったタヌキのはく製をモチーフに店のイメージキャラクターを作成依頼。
プライスカードや名刺にもタヌキのイラストがちょこんと描かれています。
このキャラクターがまた、雰囲気があってかわいい!レトロかわいい様子が、年代を問わず受けが良いそうです。
お店を訪れた際は、あちこちに福ダヌキちゃんが潜んでいますので、探してみてくださいね。
お酒のプレゼント用に販売しているSAKEバックも、久留米絣や着物をリサイクルして作家さんが作った一点もの。福田酒店とのコラボ作品です。
この袋でお酒をプレゼントしたら、贈る方の気持ちが伝わりそう!
また、佐賀県の波佐見焼などが人気ですが、福岡にも素晴らしい窯があるという事で小石原の窯元へ足を運び、こちらもコラボ商品を作っています。
お酒とセットになったものも販売しています。お酒が一層美味しくいただけそうですね。
今の時代はすでに十分物があり飽和状態だと思っていたが、実は地方でも小さな作家さんが居て、次々と新しいものが生まれている。
昔と違ってインターネット等で販売の窓口が広がっているので、個人の作家が出てきやすい、そこに注目しているとの事。
お酒屋さんですが、地元を大事にし、地域の小さな作家さんを育てたいという気持ちを感じました。
伝統工芸品を、伝統を守りつつ今風に少しリノベーションする、すると素晴らしい逸品が生まれる、と大将。
お店では甘酒で作ったオリジナルのアイスクリーム、玄米酒粕を使ったオリジナルドーナツを販売しています。
甘酒や酒粕は日本に昔からある伝統食品。これを使った商品を開発したいという思いで、地元のお店とコラボして作りあげました。
甘酒アイスは当初、病気の方がさっぱり食べられるように、と考案したものでしたが、健康ブームなどが訪れ甘酒が注目されるようになったので、女性や健康を気にする方、スポーツをする方向けにも合うように作ったところ大人気に!
シャーベットのような食感でさっぱりといただけます。
ドーナツはオーブンで温め、ほんのりとした麹の味わいと表面のサクサク感を楽しんでもらいたい逸品です。
パッケージやお土産用の梱包にも先ほどのタヌキちゃんが載っていて、とってもキュート!
時間がある時は、雑貨屋さんなどに足を運び、常に新しい情報を仕入れていらっしゃる大将。
女性に受けるものがこれからのポイントになるのではないか、と、この日もおすすめのお店は無いか?と私たちスタッフにもお尋ねになり、並々ならぬ情熱を感じました。
話題が豊富で、お話の中でたくさんのキーワードをいただき、私たちスタッフもとても勉強になりました。
勉強熱心な大将、これからも福田酒店のコラボ商品がとても楽しみです!
身近なところに、新発見!みなさんも是非、お近くのお酒屋さんを訪ねてみてくださいね。
《お店データ》
- 住所:福岡県大野城市下大利1-12-3
- TEL:092-581-0975
- FAX:092-571-5577
- http://www.fukudasaketen.jp
- Facebook:「福田酒店」