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入社二年目Mが行く!アサヒビール工場見学

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5月24日、アサヒビールの工場見学に行ってきました。場所は、JR鹿児島本線 竹下駅から徒歩約3分。路線バスで行くこともできます。

私は今年で入社二年目でお酒はまだまだ初心者!今回の工場見学では、ビールができるまでを一から勉強することができました。

初めに原料となる麦を実際に触らせていただきました。
ここからどのように変化し、私たちが普段飲むビールになるのか、とても不思議でした。

◎製麦

大麦に水と空気を与えて発芽させ、その後乾燥させ成長を止め、脱根し、麦芽にする。

◎仕込

①お湯に、麦芽の一部と、米・コーン・スターチなどの副原料を加え煮る。

②残りの麦芽にお湯を加え、さらに仕込釜で煮たものを加える。液中のでんぷん質が麦芽糖に変わる。

③仕込槽でできた麦汁をろ過し、透明な麦汁にする。

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熟成が終わったビールをろ過している様子です。

④麦汁にホップを加えて煮沸。ビール特有の芳香と苦みが生まれる。

⑤麦汁の煮沸で生じたタンパク質・ホップのかすなどを取り除く。

◎醗酵熟成

良く冷やした麦汁にビール酵母を加えて発行開始。麦汁中の糖分がアルコールと炭酸ガスに分解されて「若ビール」ができ、さらに数十日間じっくり熟成させる。

◎パッケージ

できあがったビールを、瓶、缶、樽に詰める。

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箱詰めされていく様子です。

工場内は、私が思っていたよりも人が少なくほとんどが機械での作業で驚きました。

話を聞く中で一番驚いたのが、官能検査というものです。
毎日工場で造られるビールを専門の担当者が実際に試飲し味を確認します。
ビールができあがった最終段階だけでなく、原料、仕込、発酵、熟成貯酒の各工程で細かく実施され、
検査結果は分析データと併せて、「太鼓判システム」の基本データとなり、品質保証に関わる重要な役割を担っています。
また、人間の味覚が一番鋭くなるのは16時だそうで、毎日16時から1時間だけ官能検査を行うようにしているそうです。

アサヒビールでは、びん・樽・ケースは再利用後、リサイクルしているそうです。
お店に運ばれるビールのびんやそれを運ぶケース、ステンレス樽はきれいにして何度も使います。

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見学後、工場できたてのビールやソフトドリンクを試飲させていただきました。

そこで、ガイドの方から正しいビールのつぎ方を教わりました。

ビールの正しいつぎかた
①テーブルにグラスを置き、少し高めの位置からグラスの中心に注ぎ、グラスの3分の一程度泡ができたら、一旦止める。
②グラスを斜めに持ち、缶の注ぎ口をグラスの縁に密着させ、泡の下をくぐらせるようにビールを注ぐ。
③グラスにビールをつたわせながら、徐々にグラスの角度を起こし、泡を持ち上げるようにして注ぐ。
④8分目まで注いだら、グラスをテーブルに置き、グラスの2~3割が泡になるようにし調整する。

ビールの鮮度は時間とともに少しずつ失われていくそうです。
賞味期限内でも買ったらなるべく早く飲むことがビールをおいしく楽しむためのコツです。

今回アサヒビール工場見学に参加し、ビールの成り立ちや製造を見る機会はほとんどないので、とても良い経験になりました。
できたてのビールは良く冷えていて本当に美味しかったです。