11月1日は焼酎の日!
毎年8~9月に、その年とれた芋を使っての焼酎の仕込が始まります。その焼酎の出来上がりが11月前後な事から、昭和62年に日本酒造組合中央会が11月1日を「焼酎の日」に制定しました。
焼酎というのはそもそも、その年蒸留された原酒や過去に貯蔵した原酒を混ぜ合わせて製品にしていきます。
ですが、芋焼酎のみ、この11月前後にその年蒸留された原酒だけで仕上げた「新酒」が発売されます。いわば「焼酎ヌーボー」ですね。
ワインのヌーボーと違い、貯蔵期間を経ないフレッシュな焼酎の「新酒」は採れたての芋の風味が強く、原料の特徴が出やすいと言われています。
香りは豊かですが荒さもあるので、あまり焼酎になじみの無い方には少しきつく感じられるかもしれません。
その分、芋焼酎通の方にはたまらない味わいであるようです。
逆に貯蔵された焼酎はまろやかで、口当たりも香りも穏やかになっていきます。
先ほど挙げたように、焼酎は新酒と貯蔵された原酒、また貯蔵タンクによっても味わいの違う多くの原酒をブレンドして製品にしていきます。
その年の天候や土壌のコンディションによって原料の出来が左右されますが、それを元に作られる焼酎も大きく影響をうけます。
通年販売されている各蔵の代表銘柄は、その年に蒸留された原酒を元に過去の原酒をブレンドして一定の品質を造り上げないといけないという、ブレンダーの技術の結晶です。
「11月1日は焼酎の日」是非、日本が誇るスピリッツ「焼酎」を飲んで楽しみましょう!